Chatterを組み込み、ソーシャル・サービス『チームスピリット』を開発
続いてデジタルコースト株式会社の倉谷彰氏が登壇し、『Chatter』を組み込んだソーシャル・ワークフォースマネジメント・サービス『チームスピリット』の開発について紹介した。『チームスピリット』とは、ビジネスで起こるすべての活動をタイムラインで記録しようというものだ。多くの場合、勤怠管理や経費精算などのシステムは別々に動いており、入力も別々であることが多い。しかし、『チームスピリット』であれば、スマートフォンやブラウザなどでタイムラインに行動を記録するだけで、それぞれのシステムと自動的に連携する。
倉谷氏は開発について「『Force.com』には認証や権限管理など、汎用的な機能が揃っており、それを最大限活用することで業務に関する機能構築だけに注力し、迅速にシステム開発が行えた」と語った。そして、コードの一部や『Force.com』との連携方法、RestResourceアノテーションを利用したRESTリソースの公開の方法などを紹介し、「実に生産性の高いツールといえる」と評した。
そして最後に、『Chatter』と『チームスピリット』を導入した事例が紹介された。日報を「つぶやき」として流通させることで業務効率化を図るだけでなく、企業のコミュニケーションも活性化したという。倉谷氏は「小さなアイデアでもお客様の業務が大きく変わることを実感した」と業務システムのソーシャル化の可能性について語り、セッションを結んだ。
株式会社セールスフォース