「Caede」は、モバイルアプリを無償で開発できるオープンソースの開発キットの「Caede SDK」と、「Caede SDK」を使用してさらに高い生産性と容易な開発を実現するEclipse用プラグイン開発ツール「Caede Development Tools」の2製品で構成されている。
「Caede SDK」は、グラフィックとロジックを切り離したMVCモデル開発の実現と実装を簡単に行えるフレームワークや、モバイル特有のGUIコントロールや加速度センサ、GPS、カメラなどのデバイス専用API、Curlソースコードからモバイル用ソースコードに自動変換し、HTML5/CSS3/JavaScriptの生成に対応したトランスレータを提供する。
「Caede Development Tools」は、Curlによるモバイルアプリ開発向けにCaedeプロジェクトの作成が可能で、「Caede SDK」のトランスレータ機能との連動によって、Curlソースコードからモバイルモジュールへバックグラウンドで変換できる。
また、画面レイアウトツール「VLE(Visual Layout Editor)」にモバイル用コンポーネントを追加して、モバイル独自の機能を「VLE」で開発可能にしている。さらに、スタイルシートを簡単に作れるデザインツール「StyleDesigner」を追加した。
なお、「Caede Development Tools」はCDEの機能のひとつとして提供され、PCからモバイルまで、1つの言語、1つの開発環境での開発が可能。これらの機能は、開発ライセンス「Curl Pro/IDEライセンス」で使える。
ライセンス価格は、「Caede SDK」が無料。「Caede SDK」と「Caede Development Tools」は、1PCあたり税別59800円の「Curl Pro/IDEライセンス」が必要。なお、ライセンス価格は初年度使用料を含み、次年度以降の使用料は税別で30000円。
10月17日には、東京の青山にて「Caede」製品発表会を開催する。
【関連リンク】
・SCSK
・「Caede」
・「Curl」
・『ついにCurlでモバイル開発が可能に! ワンソース・マルチユースのモバイル開発環境「Caede」』(CodeZine)