東日本大震災ビッグデータワークショップ運営委員会は、「東日本大震災ビッグデータワークショップ」を、12日から開始する。
「東日本大震災ビッグデータワークショップ」では、東日本大震災の発生直後から、テレビや新聞、インターネットを通じて流れた大量の情報が、どのように発信され、流通したのかを、当時の実際のデータを使って検証する。また、検証結果に基づき、今後の災害に向けて、適切な情報流通施策を提言するとともに、各種サービスのプロトタイプ開発を行う。
データ提供パートナーとして、朝日新聞社、JCC、ゼンリンデータコム、日本放送協会、本田技研、レスキューナウが参加する。各社が提供する分析用データには、震災発生当日から1週間分の全日本語ツイートデータや、検索トレンド、新聞記事、NHKの放送文字データ、東京キー6局の災害に関する全テレビ情報要約文、被災地域の混雑統計データ、東日本地域の通行実績情報、鉄道運行情報と緊急情報および被害情報のサマリが含まれている。
ワークショップでは、12日に記者発表を行い、9月~10月下旬にかけて都内で運営委員会・データパートナー・参加者ミーティングを2~3回程度開催する。
ワークショップの公式サイトで参加規約に同意すれば、ワークショップに参加可能で、パートナーの提供するデータを利用した分析や、サービス開発を行える。なお、ワークショップ参加者には、10月28日に開催する報告会において、研究・開発の成果や途中経過を報告する。
【関連リンク】
・「東日本大震災ビッグデータワークショップ」
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