テクマトリックスは、米Parasoft Corporationの、ソフトウェア開発の機能テスト、回帰テスト、負荷テストを支援するテストツール「Parasoft SOAtest 9.5」と、テスト環境の仮想化ツール「Parasoft Virtualize 9.5」を、29日に発売した。
「SOAtest」は、テストの自動化において、Webブラウザの操作やさまざまなプロトコルを用いた電文をシミュレートし、テスト工数の大幅削減と高品質なソフトウェア開発をサポートする。
最新版では、新機能として、テスト対象のWeb APIなどに仕様変更があった際に変更内容を作成済みのテストケースに反映できる機能を搭載し、負荷テスト機能のレポートにグラフやフィルタリング・オプションを追加している。また、ユーザー独自のトランスポートやメッセージ形式のカスタマイズが可能で、テストの対象範囲を拡張できる。
「Virtualize」は、独自の仮想化テクノロジーによって、テスト工数の大幅削減や高品質なソフトウェア開発を実現する。
最新版では、ユーザビリティの強化にともない、冗長になりがちな個々の仮想アセットに対するエンコード・デコード・暗号化などの共通の設定を一括で実施可能で、複雑な構造データを取り込んで仮想アセットで使えるようにした。さらに、データの値は任意のタイミングで変更できるので、追加・参照・更新・削除(CRUD)が発生するテストシナリオの一連の操作にも対応する。
ほかにも、ユーザー独自のトランスポートやメッセージ形式のカスタマイズが可能で、データベース仮想化における設定/管理を簡素化するとともに、条件に応じて自動的に仮想データベースと実データベースを使い分け、より現実的なシステムの挙動を模倣する仮想化を実現できる。また、「SOAtest」との連携によって、機能テストや回帰テストの自動化が可能で、テスト工数を大幅に削減する。
【関連リンク】
・テクマトリックス
・「SOAtest」
・「Virtualize」
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CodeZine編集部(コードジンヘンシュウブ)
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