エクセルソフトは、LinuxとWindowsホストOSから、LinuxとAndroidの組込/モバイルシステム向けに、ソフトウェアを開発/最適化できるツール・スイートの最新版「インテル System Studio 2014」を、20日に発売した。税別価格は257000円で、JTAGデバッガ同梱版が374000円。
「インテル System Studio」は、組込/モバイルデバイス向けに、優れた電力効率やパフォーマンス、信頼性を提供するソフトウェアの開発ツール・スイート。インテルAtomプロセッサ、Coreプロセッサ・ファミリー、Xeonプロセッサを搭載したLinuxベースの組込機器や、Androidデバイス向けアプリ開発と最適化を支援し、開発期間を短縮して、生産性を向上する。
また、C、C++やアセンブリ言語をサポートし、GNUクロスビルドにも対応しているので、EclipseやYocto Projectなどのアプリケーション開発ツールキットへ統合できる。
新たに、ホストOSとしてLinuxベースのターゲット向けにWindows 8/7をサポートするとともに、ターゲットOSとしてTizen IVI 3.0/2.0、Yocto Project 1.5、Wind River Linux 4.0~6.0、Android 4.0.x~4.4.xのサポートを追加した。
インテルアーキテクチャー・プラットフォームのサポートは、インテルAtom E3xxxおよびZ3xxx(Bay Trail)、インテルAtom C2xxx(Avoton、Rangeley)、インテルQuark SoC X1xxx(Clanton)、第4世代インテルCore(Haswell)を新たに追加する。
そのほか、LinuxおよびWindowsホストOS上のEclipse IDEへの統合の自動化や、sysrootのクロスビルド・サポートの向上、Wind River Linuxのクロスビルド環境統合、Yocto Projectとの互換性向上が行われている。
【関連リンク】
・エクセルソフト
・「インテル System Studio 2014」
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