Erlang開発チームは、並行処理指向プログラミング言語Erlang(アーラン)のオープンソース版で、最新のメジャーリリースとなる「Erlang/OTP 17.0」を9日(現地時間)に公開した。最新版では、機能の改善にともない、いくつかの互換性が失われている。
おもな新機能としては、新たなデータ型としてMapsを試験的に搭載しており、ASN.1のオクテット文字列とビット文字列からErlangのデータ型へのマッピングをより自然な形にするとともに、その他のASN.1関連機能の改善や最適化を行った。
さらに、TCPやUDP、SCTPで使用する{active, N}ソケットオプションや、バランシング機能を備えたオプションのスケジューラを搭載する。また、ERTS(Erlang RunTime System)内でのメモリ移動がデフォルトで許可されるようになり、ガベージコレクションの保有率の増加といった機能追加が行われている。
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CodeZine編集部(コードジンヘンシュウブ)
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