シェルコマンドを使った処理の効率化は
AWKの行(レコード)操作がカギをにぎる
► 「シェル芸」に効く AWK処方箋 第2回 (月刊『USP MAGAZINE 2014 May (Vol.13)』より転載)
行単位で処理を行うことは非常に重要なことです。なぜでしょうか。それは他のUnix系ツールも行単位で処理を行うからです。シェル芸編注1ではパイプを使って次のコマンドに出力を渡しますが、次のコマンドも行単位で処理を行うことが多いため、適切な行をAWKで抜き出すことで円滑な並列処理が可能になります。そのため、シェル芸の効率化は行の処理の効率化と言い換えることができます。そこで、今回はAWKを用いた行の処理について説明していきます。
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斉藤 博文(サイトウヒロフミ)
最初にAWKと出会ってから○十年、AWKの魅力に取りつかれ、勢い余って「日本 GNU AWKユーザー会」を立ち上げています。会としてOSCなどのイベントにも出展しつつ、GNU AWKの開発も手伝っています。「USP友の会」では幹事役ですが、「シェル芸勉強会」にはほぼ毎回参加して一緒に勉強しています。
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