Windows Phoneストアアプリ(XAMLアプリとも呼ばれる)では、画面まわりもWindowsストアアプリと共通化が進んでいて、Visual Studio 2013 Update 2で作成できるユニバーサルアプリテンプレートでは、WindowsストアアプリとWindows Phoneストアアプリを1つのソリューション(しかも共通部分を同一コードで共有できる)から作成できるようになっています。
そこでWindowsストアアプリ用の「ComponentOne Studio for WinRT XAML」を、Windows Phoneストアアプリで使えるかを勝手に検証してみたいと思います。
Windows Phoneアプリに適用する(1)
ユニバーサルアプリテンプレートに適用する前に、Windows Phoneストアアプリ単体に適用できるかを確認するステップを踏んでみたいと思います。ここがうまくいかなかったら、さらにWindowsストアアプリと組み合わせるユニバーサルアプリテンプレートでもうまくいくことはありません。
新規プロジェクト作成
Windows Phoneストアアプリを作成するときにお勧めのテンプレートは「ハブアプリケーション(Windows Phone)テンプレート」です。
このテンプレートを使って新規プロジェクトを作成すると、複数ページが最初から作成されるためか、画面遷移に必要なクラスがCommonフォルダに自動設定されたり、Appクラスに必要なコードが挿入された状態でプロジェクトが作成されたりするため、後々の作業が非常に楽になります。
プロジェクトが作成されたら不要なページを削除し、フォルダを追加して必要な構成に変更します。
ツールボックスの確認
ComponentOne Studioがインストール済みならば、Windowsストアアプリでページファイルをデザイナで開くと、ツールボックスには「C1 XAML 8.1 Controls」タブが表示されます。動作対象外の環境ですから当然ですが、Windows Phoneストアアプリの場合は表示されません。