原典:New D-Series of Azure VMs with 60% Faster CPUs, More Memory and Local SSD Disks
はじめに
今回Microsoft Azureの新しいVMサイズセットをリリースしましたことを発表させていただきます。これらのVMサイズは、すべてのAzureのお客様がすぐにご利用いただけます。
VMの新しいDシリーズは、Azure仮想マシンとAzureクラウドサービスの両方で使用できます。より高速なvCPU(Aシリーズに比べ約60%速い)だけでなく、より多くのメモリ(112GBまで)、またすべての新しいVMサイズでより高速なI/Oの読み書きが可能になるローカルのSSDディスク(800GBまで)も備えています。
現在利用可能な新しいVMサイズには、以下のものがあります。
名前 | vCore | メモリ(GB) | ローカルSSDディスク(GB) |
---|---|---|---|
Standard_D1 | 1 | 3.5 | 50 |
Standard_D2 | 2 | 7 | 100 |
Standard_D3 | 4 | 14 | 200 |
Standard_D4 | 8 | 28 | 400 |
名前 | vCore | メモリ(GB) | ローカルSSDディスク(GB) |
---|---|---|---|
Standard_D11 | 2 | 14 | 100 |
Standard_D12 | 4 | 28 | 200 |
Standard_D13 | 8 | 56 | 400 |
Standard_D14 | 16 | 112 | 800 |
価格については、仮想マシン価格設定の詳細をご確認ください。
ローカルSSDディスクおよびSQLサーバーバッファプール拡張
VM上の一時ドライブ(WindowsではDドライブ、Linuxでは/mntまたはL/mnt/resource )は、DサービスVM上に公開されたSSDにマップされ、MongoDBのような複製されたストレージワークロードや、そのユニークなバッファプール拡張(BPE)機能を有効にしてSQL Server 2014のパフォーマンスを大幅に増加させる場合に、非常にすばらしいオプションを提供します。
SQL Server 2014のバッファプール拡張機能を使用すると、ローカルSSDディスクのメモリでSQLエンジンバッファプールを拡張することができ、SQLワークロードのパフォーマンスが大幅に改善されます。バッファプールは、高速な読み取りに対してデータページをキャッシャするのに使用されるグローバルメモリリソースです。以下のたった4行の簡単なT-SQLクエリで、アプリケーションのコードを変更することなく、DシリーズVMのSSDを伴うバッファプールのサポートを有効にすることができます。
ALTER SERVER CONFIGURATIONSET BUFFER POOL EXTENSION ONSIZE = <size> [ KB | MB | GB ]FILENAME = 'D:\SSDCACHE\EXAMPLE.BPE'
アプリケーションでコード変更する必要はなく、すべての書き込み操作はAzureストレージに永続化されたVMドライブに継続して保存されます。BPEの設定および使用方法の詳細はここでご確認いただけます。
DシリーズVMを使用して開始
すぐに新しいDシリーズVMサイズを使用して開始できます。現在のAzure管理ポータルおよびプレビューポータル経由、またAzure管理コマンドライン/スクリプト/APIから、簡単に作成および使用することができます。
Dシリーズについては、より詳細に書かれているこの投稿またはAzureドキュメントセンターをご確認ください。
Hope this helps,
Scott