ノベルは、「SUSE Linux Enterprise 12」の提供を、11月13日に開始した。あわせて、カスタマー向けポータルサイト「SUSE Customer Center」の刷新を行い、サブスクリプションやパッチ/アップデートへのアクセス、SUSEカスタマーサポート部門とのやりとりを、これまで以上に容易にしている。
「SUSE Linux Enterprise Server for x86_64/IBM Power Systems/IBM System z」は、物理、仮想、クラウドの多様な環境において、ビジネスクリティカルなITサービスを提供するための汎用サーバOS。
フルシステムロールバック機能や、ライブカーネルパッチ機能によって、データセンターのアップタイムと運用効率を向上するとともに、新たに「Dockerフレームワーク」を統合した。
同時マルチスレッド(SMT8)と、PowerKVM環境で実行されるリトルエンディアン用Linuxアプリケーションをサポートするなど、IBM POWER8搭載ハードウェアの最適化命令を活用する。
「SUSE Linux Enterprise Server for System z」は過去2世代のIBM System zの命令セットの利用、暗号化アクセラレータと関連ソフトウェア・スタックのサポート、dasdfmtによる高速DASDフォーマットや、Linux on System zとz/VMとのインスタンス間の複数のポイント・ツー・ポイントNETIUCVインターフェイスなど、運用向け機能を強化し、ワークロードのパフォーマンスを向上している。
このほか、物理と仮想、およびローカルとグローバルの環境でのサービス可用性を高めるクラスタリングソフトウェア「SUSE Linux Enterprise High Availability Extension」と「Geo Clustering for SUSE Linux Enterprise High Availability Extension」、Linuxホスト上でのWindows仮想マシンのパフォーマンスを高める「SUSE Linux Enterprise Virtual Machine Driver Pack」、生産性を高めつつ、コスト削減とセキュリティ向上を実現する「SUSE Linux Enterprise Desktop」と「SUSE Linux Enterprise Workstation Extension」を搭載する。
なお、12月16日13時からは「HA(高可用性)の再定義」をテーマに、「SUSE Linux Enterprise Server 12」の技術詳細を紹介する年次イベント「SUSE Open Forum Japan 2014」を、虎ノ門ヒルズ内のアンダーズ東京(Andaz Tokyo)で行う。
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