グレープシティは、ASP.NETアプリケーション開発用表計算グリッドコンポーネント「SPREAD for ASP.NET 8.0J」と、ASP.NETアプリケーション開発用の入力支援コントロールセット「InputMan for ASP.NET 8.0J」を、3月4日に発売する。1開発ライセンス価格は、「SPREAD for ASP.NET 8.0J」が172800円、「InputMan for ASP.NET 8.0J」が129600円。
「SPREAD for ASP.NET 8.0J」「InputMan for ASP.NET 8.0J」ともに、Internet Explorerに加えて、新たにChromeとSafari for iOSをサポートし、iPad対応の業務アプリケーションを開発できる。また、マウス、タッチ、キーボードそれぞれに適した機能やユーザーインターフェースを提供し、どんなデバイスでも快適な操作環境を実現する。
jQueryへの対応も強化しており、「SPREAD」はjQueryのセレクタによるオブジェクトの取得や、「SPREAD」側のAPIの呼び出し、イベントのハンドリングを公式にサポートしている。「InputMan」では、すべてのコントロールがjQueryに完全対応する。さらに、「SPREAD」「InputMan」ともにjQuery UIの定義済みテーマや、ThemeRollerによるカスタマイズテーマに対応しているので、よりリッチでデザイン性の高いWeb画面の作成を可能にしている。
クライアント側機能については、「SPREAD」がセルの背景色/前景色を変えるSetBackColor/SetForeColorメソッドに、値の変更を示すイベントが発生しない新しいオーバーロードを用意しており、「InputMan」はサーバ側機能のほとんどをクライアント側スクリプトで実現できるようにした。
これらのクライアント側機能の強化によって、サーバ側へのポストバックなしでのプロパティ変更やイベント実装が可能になり、ユーザーの入力ストレスを軽減するとともに、操作速度を向上している。また、HTML5によるリファクタリングによって、クライアント側へのダウンロードサイズを大幅に減らし、タブレット端末でも問題なく動作できるようにした。
このほか、「SPREAD」は日付型セルにポップアップカレンダー機能を追加するとともに、検証機能の強化やデフォルトスタイルの刷新を行っている。また、「InputMan」は新しいドロップダウンUIの採用やズーム時の画像品質向上、タッチ操作の強化などタッチデバイスへの対応を強化し、新しい検証コントロールを追加した。
対応OSは、Windows 8.1/8/7/Vista、Windows Server 2012 R2/2012/2008 R2/2008。
【関連リンク】
・グレープシティ
・「SPREAD for ASP.NET 8.0J」
・「InputMan for ASP.NET 8.0J」
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CodeZine編集部(コードジンヘンシュウブ)
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