Tech総研が22~44歳のエンジニア1000人を対象に行った調査によると、2006年冬のボーナス平均額は80万円となり、昨年の66万円を大きく上回った。年代別で見ると、20代前半が49万円、20代後半が59万円、30代前半が71万円、30代後半が88万円、40代前半が101万円となっている。
職種では「運用、監視、テクニカルサポート、保守」が65万円、「システム開発(Web・オープン系)」が68万円、「コンサルタント、アナリスト、プリセールス」が99万円、「研究、特許、テクニカルマーケティング、品質管理」が104万円となった。そして、「ソフトウェア・ネットワーク関連」職種が75万円であるのに対して「ハードウェア関連」職種が86万円と、ハード優位の傾向は昨年から変わっていない。
仕事内容に対して、もらった額が「見合っている」と答えた人も58%となり、おおむね満足している人が多いといえる。しかし、「業界トップシェアを維持。有力ブランドの商品開発に貢献したのに」(研究・特許/44歳)、「仕事量が格段に増えたのに」(半導体設計/34歳)、「今期は十分な利益を上げているのに」(システム開発/39歳)といった、仕事内容に見合わない支給額に不満を持っている人も少なからずいるようだ。
調査の詳細は下記Webサイトを参照のこと。
Tech総研:業種明暗も!2006年冬のエンジニアボーナス平均80万円