レバテックは2025年8月19日、ITエンジニアを採用する企業を対象にしたリモートワーク実態調査の結果を発表した。調査は534名の担当者や経営者を対象に行われた。
結果として、約7割がリモートワークの導入によってエンゲージメントの向上を実感しており、特に「週数日のリモートワーク実施」が最も多かった。


一方、コロナ禍と比べて出社頻度が増加した企業は約4割で、その理由は「コミュニケーションが希薄になった」が最多だった。続いて「新人教育のしにくさ」「全体的な生産性の低下」なども課題として挙げられた。出社時のモチベーション向上のため、集中やリフレッシュスペースの設置や社内イベント増加などの取り組みが実施されている。



今後の方針としては、約4人に1人の経営者や担当者が出社頻度増加を検討しているが、「マネジメントのしやすさ」「生産性向上」などを理由とする一方で、約2割は「離職率が上昇する」と懸念している。



また、今夏の猛暑対策として、約3割がリモートワーク導入を新たに検討しており、健康配慮や通勤ストレス軽減を重視する動きも見られる。企業はリモートワークと出社体制のバランスに悩む現状が明らかとなった。


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CodeZine編集部(コードジンヘンシュウブ)
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