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ガントチャートでプロジェクト管理を行う.NETアプリケーションの作成【増補改訂版】

ComponentOne Studioを活用したWindowsフォームアプリケーションの作成

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2015/06/11 14:00
目次

C1GanttViewコントロールの概要(2)

C1GanttViewコントロールの構成要素

 C1GanttViewコントロールは、次のような要素から構成されています。

C1GanttViewコントロールの構成要素
C1GanttViewコントロールの構成要素
グリッドビュー

 タスクを設定するグリッドが配置されています。タスクの設定は、このビューの上でコンテキストメニューを表示し、「タスク情報」をクリックすると表示されるダイアログボックスで行います。

 タスクは、「名前」「開始日」「期間」「終了日」を入力して作成します。

 スケジュールモードを「自動スケジュール」にすると、「期間」を設定するだけでバーが自動的に作成されます。この時の「開始日」は、C1GanttViewコントロールの「StartDate」に設定した日付です。

 それ以外の「開始日」を設定したい場合は「手動スケジュール」を選び、「開始日」「期間」を入力すればバーが作成されます。

コンテキストメニューの「タスク情報」をクリックする
コンテキストメニューの「タスク情報」をクリックする
「タスク情報」ダイアログボックス
「タスク情報」ダイアログボックス
グラフビュー

 作成したタスクスケジュールをビジュアルで表示するエリアで、設定した期間をバーで表示します。このバーはカスタマイズ可能で、コンテキストメニューの「バーの情報」をクリックすると、すべてのバーを一括でカスタマイズできます。

 また、個々のタスクのバーをカスタマイズしたい場合は、「タスク情報」ダイアログボックスにある「バーの設定」ボタンをクリックします。

 いずれも、「バーの設定」ダイアログボックスが表示され、バーの形状や色、テキストの表示などをカスタマイズできます。

コンテキストメニューの「バーの設定」をクリックするとすべてのバーを一括でカスタマイズ
コンテキストメニューの「バーの情報」をクリックするとすべてのバーを一括でカスタマイズ
個々のタスクのバーをカスタマイズしたい場合は、「タスク情報」ダイアログボックスにある「バーの設定」ボタンをクリック
個々のタスクのバーをカスタマイズしたい場合は、「タスク情報」ダイアログボックスにある「バーの設定」ボタンをクリック
「バーの設定」ダイアログボックスが表示され、バーの形状や色、テキストの表示などをカスタマイズ
「バーの設定」ダイアログボックスが表示され、バーの形状や色、テキストの表示などをカスタマイズ
バーに表示するテキストも「バーの設定」ダイアログボックスで行う
バーに表示するテキストも「バーの設定」ダイアログボックスで行う
タスクバー

 作成したタスクはバーで表示されますが、設定後もマウスでドラッグして移動や伸縮をさせることができます。このバーは次の操作が行えます。

 (1)バーの終端をドラッグするとバーが伸び縮みし、バーそのものをドラッグするとスケジュールを移動できます。

バーの終端をドラッグするとバーが伸び縮みする
バーの終端をドラッグするとバーが伸び縮みする
バーそのものをドラッグするとスケジュールを移動できる
バーそのものをドラッグするとスケジュールを移動できる

 (2)バーをダブルクリックすると「タスク情報」ダイアログボックスが表示され、タスクの修正を行うことができます。

 (3)バーから次のタスクのバーにマウスポインタをドラッグすると、イナズマ線を設定できます。

 (4)バーの開始日からマウスポインタをドラッグすると、達成率を入力できます。

イナズマ線の設定
イナズマ線の設定
達成率を入力できる
達成率を入力できる
ツールバー

 タスクやバーの設定・編集を行うコマンドを持った組み込みのツールバーです。コンテキストメニューもこのツールバーのコマンドに組み込まれています。

 また、XMLファイルの読み書き操作もこのツールバーのコマンドに組み込まれています。

ビューの境界線

 2つのビューを仕切る境界線です。マウスでドラッグすることで境界線を移動でき、お互いのビューのサイズを変更できます。

C1GanttViewコントロールの外観デザイン

 C1GanttViewコントロールの「VisualStyle」プロパティを「Custom」に設定すると、以下のプロパティを使用して、C1GanttViewコントロールの各部位のスタイルを変更できます。

プロパティ 説明
CellBorderColor グリッドビューとグラフビューのセルの枠線のカスタム色を指定します。
EmptyAreaBackColor タスクの下の空の領域の背景色を指定します。
FixedBackColor 固定列/タイムスケール領域のカスタム背景色を指定します。
FixedCellBorderColor 固定領域のセルの枠線のカスタム色を指定します。
FixedForeColor 固定列/タイムスケール領域のカスタム前景色を指定します。
HighlightBackColor グリッドビューのハイライト行のカスタム背景色を指定します。
HighlightForeColor グリッドビューのハイライト行のカスタム前景色を指定します。
NonWorkingTimeColor 非稼働時間の描画に使用するブラシの色を指定します。
SplitterColor グリッドビューとグラフビューの間のスプリッタのカスタム色を指定します。
StartFinishLineColor プロジェクトの開始日/終了日の線の色を指定します。
TodayLineColor 「今日」の線の色を指定します。
ToolbarBackColor ツールバーのカスタム背景色を指定します。
各プロパティの設定例(ヘルプより抜粋)
各プロパティの設定例(ヘルプより抜粋)
C1GanttViewコントロールのツールチップをカスタマイズする

 ツールバーのツールチップやソートのプルダウンメニューなどが文字化けし、中国語のようなテキストが表示されてしまう場合があります。また、ツールチップカスタマイズしたい場合もあると思います。その場合は、これらのツールチップテキストに日本語の表示を設定するコードを作成すれば、文字化けを回避できます。
 

 ツールチップテキストを設定するには、C1GanttViewコントロールの下層にあるToolStripクラスのToolTipTextプロパティを設定します。設定したいツールバーの位置をItemsプロパティに番号で指定し、ToolTipTextプロパティに表示したい文字列を設定します。

 次のコードは、ツールバーの保存ボタンのツールチップを、デフォルトの「XMLファイルに保存」から「上書き保存」に変更します。

Visual Basic
C1GanttView1.ToolStrip.Items(1).ToolTipText = "上書き保存"
C#
c1GanttView1.ToolStrip.Items[1].ToolTipText = "上書き保存";
ツールチップを「XMLファイルに保存」から
ツールチップを「XMLファイルに保存」から
「上書き保存」に変更
「上書き保存」に変更

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著者プロフィール

  • 瀬戸 遥(セト ハルカ)

    8ビットコンピュータの時代からBASICを使い、C言語を独習で学びWindows 3.1のフリーソフトを作成、NiftyServeのフォーラムなどで配布。Excel VBAとVisual Basic関連の解説書を中心に現在まで40冊以上の書籍を出版。近著に、「ExcelユーザーのためのAccess再...

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