オープンソースのJavaScriptフレームワークであるAngularJSの開発チームは、最新版となる「Angular 1.4.0」を5月28日(現地時間)にリリースした。
「Angular 1.4.0」では、400を超えるコミットによって、数多くの機能追加やバグフィックス、ドキュメントの改訂などが行われている。ユーザーからのコミットによる代表的なものが、アニメーション機能の再実装で、合わせてかなりの数の深刻なバグの修正も実施された。今回の再実装では、新たにCSSによってトランジションやキーフレームの操作を可能にする$animateCssサービスを追加している。
ほかにも、ユーザーからのコミットに基づく機能追加や修正として、$httpの修正およびURLパラメタシリアライズ機能の追加や、国際化(i18n)のサポート、controller asにディレクティブ要素をバインドできるbindToControllerの追加、ngCookiesモジュールのオーバーホールなど、さまざまな機能追加や変更、修正が行われた。
さらに、パーサーの完全な書き換えによって、メンテナンス性が向上するとともに、25%以上の処理速度向上を実現している。
なお、今回のリリースのリリースのおもな目的は、Angular 1からAngular 2への移行支援だったため、コンポーネントヘルパーと、コンポーネント指向の階層ルータの導入は見送られた。これらの機能は、バージョン1.5で導入する。
【関連リンク】
・AngularJS(英語)
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