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ドキュメントがないコードの保守を任されても安心
~テストコードを網羅的に自動生成するVisual Studio 2015 Enterpriseの「インテリテスト」機能

あらゆるソフトウェア開発者のサポートを目指す開発ツール「Visual Studio 2015」特集 第2回

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2015/07/17 14:00

 システム開発におけるテストの重要性は繰り返し叫ばれるものの、実際にテストを記述するというのは意外に面倒なものです。プログラムを書くのは楽しくても、すべてのケースを網羅するテストコードを書くのは面倒、という方も多いでしょう。Visual Studio 2015 Enterpriseのインテリテスト機能を使えば、プログラム全体を網羅するテストケースが簡単に自動生成できます。また、デバッグに便利ないくつかの新機能についても解説します。

目次

対象読者

  • テスト開発に興味はありながらも、テストファーストとまでは思い切れない方
  • ドキュメントもコメントもないプログラムの保守を突然任されて頭を悩まされている開発者

必要な環境

 本連載では以下の環境でサンプルを実行します。

  • Windows 7(8、8.1も対応)
  • Visual Studio 2015 RC Enterprise(一部機能はVisual Studio 2015 RCでも使用可能)

インテリテストとは

 Visual Studio 2015には、Android/iOS開発や、さまざまなエディションのWindows上で動作するUWP(Universal Windows Platform)アプリのサポートなど、多彩な新機能が搭載されていますが、基本的なコーディングを支えるサポート機能も充実しています。本記事では、Visual Studio 2015 Enterpriseに新たに搭載されたインテリテスト(旧名:スマートユニットテスト)機能について解説します。

 プログラミングにおいて、実装したコードが設計通りに正しく動作するかを検証するためのテストは非常に重要です。最近はテストファースト(Test-First)と呼ばれる「実際に動作するコードを書く前にテストを書いてテストを失敗させ、そのテストが正しく動作するようにコードを実装する」という開発手法も提唱されており、テストの重要度は高まっていると言えます。

 とはいえ、すべての要求仕様を満たすテストを漏れなく記述するというのはなかなか骨の折れる仕事で、ある程度思いついたパターンでテストを書いて終わりにしてしまう、ということもあるかもしれません。そうすると、実装したコードのうち、特定の条件でしか実行されない部分がテストで網羅されず、潜在的なバグを取りこぼしてしまう、といった危険性も出てきます。

 Visual Studio 2015 Enterpriseの新機能であるインテリテストを使えば、実装したコードのすべての行を通過するようなテスト群を自動生成してくれます。インテリテストはMicrosoft Researchで研究されていたPexというツールの発展形で、コードを分析しテストを自動生成する機能を持っています。


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著者プロフィール

  • WINGSプロジェクト 土井 毅(ドイ ツヨシ)

    <WINGSプロジェクトについて> 有限会社 WINGSプロジェクトが運営する、テクニカル執筆コミュニティ(代表 山田祥寛)。主にWeb開発分野の書籍/記事執筆、翻訳、講演等を幅広く手がける。2018年11月時点での登録メンバは55名で、現在も執筆メンバを募集中。興味のある方は、どしどし応募頂...

  • 山田 祥寛(ヤマダ ヨシヒロ)

    静岡県榛原町生まれ。一橋大学経済学部卒業後、NECにてシステム企画業務に携わるが、2003年4月に念願かなってフリーライターに転身。Microsoft MVP for ASP/ASP.NET。執筆コミュニティ「WINGSプロジェクト」代表。 主な著書に「入門シリーズ(サーバサイドAjax/XMLD...

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連載:あらゆるソフトウェア開発者のサポートを目指す開発ツール「Visual Studio 2015」特集
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