オープンソースで開発されている、Webインターフェース向けのJavaScriptフレームワーク「Vue.js 1.0.0」が、10月26日(現地時間)にリリースされた。
「Vue.js 1.0.0」では、テンプレートの構文を改善し、数多くの細かな一貫性に関する問題を修正するとともに、簡潔さや読みやすさを向上している。
さらに、バージョン0.12で追加された、コンポーネントツリーにおける親への暗黙のフォールバックをはじめとする、非推奨APIの多くを削除しており、v-repeatのv-forへの移行や、同じ機能ながらより直感的なスコープの提供によって、初期レンダリングのパフォーマンスを大幅に向上した。
このほか、ホットコンポーネントのロードや、コンポーネントのスタイルタグへのscoped属性の追加、ES2015への準拠など、数多くの機能追加が行われている。
今後は、コアAPIを維持しつつ、ライブラリの本番環境における使用について準備を進めており、vue-routerの改善や本番環境への移行、より使いやすい開発ツールやスキャフォールディング向けのCLIといった開発体験の合理化、チュートリアルやサンプルなどVue.jsの習得に役立つリソースのさらなる提供を進めていく。
【関連リンク】
・Vue.js(英語)
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CodeZine編集部(コードジンヘンシュウブ)
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