米Amazon Web Services(AWS)は、AWS上で利用できるクロスプラットフォーム対応ゲーム開発環境として、ゲームエンジンLumberyard、マルチプレイヤーゲーム向けのバックエンドコンポーネントAmazon GameLift、およびストリーミングサービスTwitchとの連携機能を、2月9日(現地時間)にリリースした。
Lumberyardは、CryEngineとDouble Helix、そしてAWSを融合したプロ向けのゲームエンジン。シンプルかつ一貫したゲーム開発が可能で、クラウド/スタンドアロンの3Dゲーム開発に対応する。
アセット管理、キャラクター作成、AI、物理演算、オーディオなど多彩な機能を備えており、まっさらなキャンバスに屋内/屋外を問わず、自由なステージメイキングができる。ゲームエンジン自体の機能に加えて、PhotoshopやMaya、3ds Maxでのデータ編集も可能で、C++とVisual Studio、およびフロー制御グラフなどを用いたグラフィカルなコード記述環境を用意する。
Amazon GameLiftは、Lumberyardで開発したセッションベースのマルチプレイヤーゲームサービスのデプロイやスケールに対応したバックエンドコンポーネント。
AWS上のゲームサーバイメージに、EC2インスタンスを簡単にデプロイでき、ユーザー数に応じたスケーリングも可能で、アクティブユーザー数とEC2におけるオンデマンド処理量、EBSストレージ、およびユーザーの利用する帯域幅に応じた課金が発生する。
Twitchとの連携機能では、Twitchのチャット経由でゲームへの反応を受けられるTwithc ChatPlayを備える。
【関連リンク】
・Amazon Web Services
・Lumberyard(英語)
・Amazon GameLift(英語)
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