Jason Chen氏は、オープンソースのWYSIWYGエディタ「Quill 1.0」を、9月6日(現地時間)に公開した。
「Quill」は、2014年に登場したWYSIWYGエディタで、モジュール構造の採用と強力なAPIの搭載によって、リッチテキストの編集に対応している。
今回リリースされた「Quill 1.0」では、構文によって色分けされたコードが他のテキストとシームレスに混在できるようになったほか、LaTeX形式の数式レンダリングに対応した。また、さまざまな表現を可能にするクラスが追加されるとともに、フローティングツールバーをベースにした新テーマ「Bubble」が追加されている。
「Quill 1.0」における最大の新機能は「Parchment」で、「Parchment」を利用すれば動画やコードの構文色分け、数式を含む多様なフォーマットやコンテンツを「Quill」上で作成できる。
このほか「Quill」の公式サイトでは、ドキュメントページが、より参照しやすく改善されるとともに、「Interactive Playground」が改良され、「Quill」の機能や実験的なAPIを、「Quill」をインストールせずに試せるようになった。
今後は、モジュールやテーマへのイテレータの追加や、これまで搭載されていなかった表形式などのフォーマットの追加、さらなる国際化を行っていく。
【関連リンク】
・Quill(英語)
この記事は参考になりましたか?
- この記事の著者
-
CodeZine編集部(コードジンヘンシュウブ)
CodeZineは、株式会社翔泳社が運営するソフトウェア開発者向けのWebメディアです。「デベロッパーの成長と課題解決に貢献するメディア」をコンセプトに、現場で役立つ最新情報を日々お届けします。
※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です