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Web APIによるデータ連携デザインパターンとツール活用

Web API連携のパターンと利用シーン

SaaS(クラウド)×オンプレ(設置型)サーバーの連携パターン

 サーバーツール(BI、ETL、DWH、ETL)などからSaaSに接続して利用するケース、オンプレ基幹システム(Java、.NETなど)とSaaSのデータを連携して、複数のSaaSとオンプレにまたがったアプリケーションを、ERPのような一つの統合されたシステムのように機能させるケースがあります。オンプレ型のERPと別のERPを二層にしてお互いのデータを連携して使うというケースも海外展開している大企業では一般的となりつつあります。逆にオンプレアプリケーションで管理されている在庫データなどをモバイルデバイスで利用できるようにSaaS型CRMから参照できるように、オンプレDBからWeb APIを介してデータをSaaS型CRMにフィードするといった利用もあります。実装方法としては、サーバー側にADO.NETやJDBCドライバーでSaaSデータを組み込む方法か、直接API連携をする方法が一般的です。複雑なマッピングやオートメーションをする場合にはETL/EAIといったツールを使うと一層便利になります。

図13 SaaS×サーバー連携
図13 SaaS×サーバー連携

SaaS(クラウド)×クライアントの連携パターン

 クライアントツールでは、SaaS型CRM、クラウド会計などのデータをExcel形式で一括でダウンロード・一括更新(クレンジングや項目追加など)を行うケース、クライアント型のBI・帳票ツールにSaaSデータを接続するなどが便利です。リアルタイムで発生するセンサーデータをクラウド上のNoSQLデータベースに蓄積して異常値のみを抽出してアラートを検知する、可視化するといったケースも聞かれます。ツールを使った実装方法としては、ODBCドライバーやExcelアドイン製品がよいでしょう。

図14 SaaS×クライアント連携
図14 SaaS×クライアント連携

SaaS(クラウド)×SaaS(クラウド)の連携パターン

 同じ種類のSaaS間のデータ移行やデータ同期(例えば、GoogleカレンダーとOffice 365のカレンダーの同期、営業部門利用のSalesforceとカスタマーセンターで利用のDynamics CRM間の営業情報の一元化)、他の種類のSaaS間のデータ連携(例えばMAのMarketoからCRMのDynamicsCRMへ、SFAのSalesforceからERPのNetsuiteへ)。ツールを使った方法としてはサービスごとに異なるWeb APIをAPIマネジメントツールによって共通形式であるODataに変換することで連携する方法や、.NET、Javaなどのアプリケーションを間に挟む形で実現が可能です。

図15 SaaS×SaaS連携
図15 SaaS×SaaS連携

 以上のように、API連携を可能とする便利なツールを上手に使いこなすことで、「APIを利用する」「自社のAPIを公開する」ことの双方を効率的に行い、非常に拡張性のある外部エコシステムを上手に利用することが、今後のクラウド時代の業務アプリケーションのオーケストレーションに重要な動きとなります。

 筆者の所属するCData Softwareでは、60を超えるデータソースに対応するデータドライバー、および、RDBMSからOPEN APIベースのREST APIを高速生成、ドキュメント生成、ホスティングまでを行うAPIマネジメントツールを提供しています。無償評価版をぜひ、お試しください。

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この記事の著者

桑島 義行(CData Software Japan合同会社)(クワジマ ヨシユキ)

CData Software Japan 合同会社 技術担当ディレクター キャリアを通じてデータマネジメント、データアナリティクス・DWH などのデータ活用を専門で扱うデータベースアーキテクト。国内のメーカー系システムインテグレータで15年以上勤務した後、現在は米国本社のデータ連携コンポーネントベ...

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

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