Replitは11月7日(現地時間)、AIエージェント開発を容易にする新サービス「Replit AI Integrations」を発表した。本サービスにより、開発者はAPIキーや追加アカウントの作成、複雑な設定を行うことなく、Replitの環境内で300種類以上のAIモデルを即座に利用できるようになる。
利用できるAIモデルは、OpenAIのテキスト・画像モデル、Geminiのマルチモーダルモデル、Anthropicの推論モデルに加え、Meta(Llama)、Grok、MistralなどOpenRouter経由で提供される多様なモデルを含む。
利用方法はシンプルで、開発者はReplit内のエージェントに対し「チャットボットを作成」「GPT-5を追加」「画像生成アプリを構築」といった要望を入力する。必要に応じてエージェントが連携するAIモデルを提案し、ワンクリックで接続できる。設定やAPIキーの取得、請求管理はすべてReplit側で完結し、ユーザーは開発をすぐに始められる点が特徴だ。
エージェントはタスク内容に応じて最適なAIモデルを自動で選択する。たとえば、テキストや画像生成にはOpenAIモデル、マルチモーダル処理にはGemini、特殊用途にはOpenRouter経由のモデルがデフォルトとなる。モデルの切り替えもエージェントへ要望を伝えるだけで即時反映される。利用状況や料金情報はReplitのダッシュボードから一元管理でき、価格も各APIの公開レートに基づき透明に表示される。
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CodeZine編集部(コードジンヘンシュウブ)
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