Anthropicは11月24日(現地時間)、最新のAIモデル「Claude Opus 4.5」のリリースを発表した。Opus 4.5は、ソフトウェア開発や日常業務などさまざまな用途で高い性能を持ち、従来モデルと比較して計算効率や出力品質、安全性が向上している。
同モデルは、ソフトウェアエンジニアリング分野の実践的なベンチマークでも高い性能を記録した。プログラミング課題の解決力が飛躍的に向上し、特にコード移行やリファクタリング、継続的なエージェントタスクにおいて高い成功率を示している。テストでは従来よりも最大で65%少ないトークン消費量で同等以上のパフォーマンスを実現しており、開発現場でのコスト効率も大きく改善された。
Claude Opus 4.5は主要なAPI、アプリケーション、AWSやAzure、Google Cloudなどのクラウドプラットフォームで本日から利用可能となっている。APIでは「claude-opus-4-5-20251101」を指定して利用可能で、価格は100万トークンあたり5ドル/25ドルに設定されている。
開発者向けにはClaude Developer Platformも強化されており、エージェントの長期稼働やExcel、Chrome、デスクトップ向け新機能が追加されている。さらに「effort parameter」により問題解決の深度や速度を制御でき、タスクに応じた柔軟なリソース運用が可能だ。
- 関連リンク
この記事は参考になりましたか?
- この記事の著者
-
CodeZine編集部(コードジンヘンシュウブ)
CodeZineは、株式会社翔泳社が運営するソフトウェア開発者向けのWebメディアです。「デベロッパーの成長と課題解決に貢献するメディア」をコンセプトに、現場で役立つ最新情報を日々お届けします。
※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です
