UNIXでは、現在シェルが処理しているジョブ(フォアグランドジョブ)の後ろで別のジョブを動かすことができます。この後ろで動いているジョブのことをバックグランドジョブといいます。
jobsコマンドは、バックグランドジョブのジョブ番号、ジョブの状態、ジョブの名称の一覧を表示します。
- ① -p
- バックグランドジョブのプロセスIDのみを表示します。
- ② -l
- プロセスIDとともにジョブの一覧を表示します。
オプション「-p」はsh系のシェルでのみ使用できます
コマンドやプログラムを実行した場合、シェルやOSが管理するための一意な番号が割り振られます。シェルが管理するために割りあてられるのがジョブ番号であり、OSが管理するために割りあてられるのがプロセスIDです
$ jobs
[1]+ Stopped find / -name hogehoge.txt -print 2>/dev/null
ジョブ1は一時中断している
「Stopped」は一時中断していることを表します。その他に実行中を表す「Running」や終了を表す「Exit」などが表示されます
本コンテンツは「UNIXコマンド辞典 ビギナー編」(2003年)を元にWeb用に再編集したものです
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