イベント参加の秘訣は「できるかどうかは気にせずチャレンジすること」
司会:最後に、今後何か始める人やPython、PyConに興味がある人に、面白そうなところや始めやすいところのアドバイスや、こうなってくれるとうれしいといったことをお話しいただけますか。では石田さんから。
石田:特に初心者の人には、「できない・わからない」と決めつけず、とりあえずチャレンジしてみることをオススメしたいです。Web、データ分析、IoTなど、いろんなPythonの話が聞ける場所はめったにありません。普段やってない分野のセッションを聞きに行って、全部は分からなくても、キーワードとなる単語を自分の中にインデックスとして取り入れておくといいと思います。そうすると、聞き覚えのある単語を思い出しながら調べることができるようになります。また、参加した時に現実的でも非現実的でもいいので、夢を語るのもおすすめです。自分が実現したいことを他人に語ると実現が早くなります。本当ですよ! 言葉の威力って絶大です。初対面の方とお話しすることは、良いことずくめだと思うので、臆することなく会話に参加してみることも良いのではないかなと思います。
司会:セッションを聞くだけがイベントじゃないですからね。向山さんは?
向山:そうですね。今Pythonがはやっていると思うので、機械学習・データ分析の話とかディープラーニングとか。なので、はやりに乗っかる感じでとりあえず始めてみたらいいのではないでしょうか。あと「アウトプットする場」はすごく大事だと思っています。やる前はこの話に興味のある人がいるのか不安もあったんです。でも実際にやってみたらいろいろな方に興味を持ってもらえて面白い話ができて、本当によかったです。準備段階でも、ハマった時には知らなかったところまで、ものすごいドキュメント読んでコード読んで、自分自身すごくDjangoの勉強になったんですよ。なのでそういう場でアウトプットをすると成長できるなって思いました。
司会:なるほど。やっぱりとにかくやってみると。
石田:とにかく触ってみることをお勧めします。英語が分からないけどとりあえず海外カンファレンスに行き、レポートをWebに挙げてる人もいます。わからないからと諦めるのではなく、飛び込んでみればなんとかなることも多いと思いますよ。
司会:「英語はできないけど参加したい」でいけるものなんですね。
石田:いけることも多いんです。だから「PythonとりあえずやってみたいからPyConに参加します」でも全然かまわないと思いますし、「昨日インストールしました」といった人にとっても、参加する価値があると思います。
司会:実際お2人もそういった形で思い切って動かれたから、前進しているところがあるのかなと思います。やはり行動ですね。ではこれで開催後インタビューを終了とさせていただきます。ありがとうございました。
石田・向山:ありがとうございました。
インタビュー参加者紹介
石田 真彩
クラウドアーキテクト。PyLadies Tokyo運営。Microsoft MVP(Azure)。「Pyladies Tokyoが立ち上がるのでPython勉強してみたら」と言われて始めたのがPythonとの出会い。
向山 裕介
クレジットエンジン共同創業者/取締役。オンライン融資サービスLENDYなどの開発。フリーランス時代はブロックチェーン事業を行うスタートアップなど複数の企業に参画、立ち上げ時のプロダクト開発などを経験。