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dataforms.jar API解説――フィールドクラスとHTMLタグの関係

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 dataforms.jarにはフォームに配置できる各種フィールドクラスが実装されています。これらのフィールドクラスは、HTMLの<input ... />や<select>...</select>タグに対応して動作します。今回の記事では、これらの各種フィールドクラスとHTMLタグの関係を解説します。

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対象読者

 この記事を読むのに必要な知識を以下にまとめます。

  • Java
  • JavaScript
  • jQuery、jQuery UI
  • HTML、CSS

必要な環境

 dataforms.jarを使用した開発では、以下を使用しています。

  • JDK1.8
  • Eclipse 4.5以上
  • Tomcat 7以上

フィールドクラスのIDとHTMLタグのID

 開発ツールのテーブルJavaクラス作成を使用すると、Javaのフィールドクラスを自動的に生成することができます。そのフィールドクラスは、以下のように引数の無いものとフィールドIDを引数に持つ2つのコンストラクタが定義されています。

開発ツールで生成されたフィールドクラス
/**
 * HogeFieldクラス。
 *
 */
public class HogeFugaField extends VarcharField {
  
  ... 中略 ...
  
  /**
   * コンストラクタ。
   */
  public HogeFugaField() {
    super(null, LENGTH);
    this.setComment(COMMENT);
  }
  /**
   * コンストラクタ。
   * @param id フィールドID。
   */
  public HogeFugaField(final String id) {
    super(id, LENGTH);
    this.setComment(COMMENT);
  }

  ... 中略 ...

}

 フィールドIDを持つコンストラクタでインスタンスを作成した場合、引数に指定された値がフィールドIDとなります。引数の無いデフォルトコンストラクタを使用した場合は、クラス名から末尾の「Field」を削除し 先頭の文字を小文字にしたものがフィールドIDとなります。つまり上記のHogeFugaFieldの場合フィールドIDは「hogeFuga」となります。

 このHogeFugaFieldをフォームに配置し、そのフォームを元にhtmlを生成すると以下のHTMLタグが出力されます。

HogeFugaFieldに対応するHTMLタグ
<input type="text" id="hogeFuga" />

 FormやFieldクラスは全てWebComponentクラスから派生しています。WebCompinentには必ずIDが設定され、同じIDを持つHTMLタグと連携して動作するようになっています。

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この記事の著者

高柳 正彦(タカヤナギ マサヒコ)

経験年数30年を超えた、システムエンジニアです。一応管理職のはずですが、未だにコードを書いています。この仕事を長々とやっていると、それなりにノウハウがたまってきます。そのノウハウをまとめたものができないかと思い、独自のフレームワークを作り始めました。そのフレームワークもそれなりに使えるようになってき...

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

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