エクセルソフトは、モバイルアプリにオフラインファースト機能やリアルタイムのデータ同期機能を追加する開発プラットフォーム「Realm Platform」のクラウド版「Realm Cloud」を、4月18日に発売した。
「Realm Platform」は、iOS/Android向けクライアントサイドデータベース「Realm Database」と複数のデバイス間とのリアルタイムの同期、コンフリクトの解決、イベントハンドリングといったサーバサイドと連携する「Realm Object Server」を統合したフレームワーク。
今回発売された「Realm Cloud」は、簡単に使い始められ、直感的なユーザーエクスペリエンスと「Realm Studio」とのシームレスな動作によって、10分ほどでの最初のリアルタイムなアプリの開発、稼働を実現する。
サーバサイドの実装は不要なので、ネットワークのインフラ管理の手間をかけずにスケールアップやスケールアウトが可能となり、エクスペリエンス提供に集中できる。
「Realm Database」の技術を使用しており、クエリベースの同期APIによってユーザーごとに特定のデータのみをキャッシュ、格納する。また、ネットワーク接続の有無にかかわらず、あらゆる場所でアプリの実行が可能なオフラインファースト機能を実現している。
クライアントサイドでは、iOS、Android、Xamarin、React Nativeをサポートし、REST APIを含む既存のインフラにブリッジまたは事前に構築したコネクトを使用して、データベースと直接接続できる。なお、データはディスクまたはクラウド上で暗号化し、オブジェクトレベルのアクセス許可をサポートすることで、ユーザーデータの整合性が保証される。
税別価格は、同時接続数10000、ユーザーストレージ2.5GB、ネットワーク帯域幅が月間20GBの「Realm Cloud Standard Edition」が60000円、同時接続数・ストレージサイズ・月間のネットワーク帯域幅によって価格が決まる「Realm Cloud Custom Edition」は要問い合わせ。
【関連リンク】
・エクセルソフト
・「Realm Cloud」
この記事は参考になりましたか?
- この記事の著者
-
CodeZine編集部(コードジンヘンシュウブ)
CodeZineは、株式会社翔泳社が運営するソフトウェア開発者向けのWebメディアです。「デベロッパーの成長と課題解決に貢献するメディア」をコンセプトに、現場で役立つ最新情報を日々お届けします。
※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です