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次世代Webアプリケーションフレームワーク「Angular」の活用

AngularのPWA(Progressive Web Apps)機能でアプリのようなWebページを作成

次世代Webアプリケーションフレームワーク「Angular」の活用 第16回

Webページにアプリ名やアイコンを設定するWeb App Manifest

 Web App Manifest(src/manifest.json)は、Webページをアプリとして扱う場合に利用する、アプリ名やアイコンなどを設定するファイルです。

Web App Manifestのファイル形式

 Web App Manifestの例をリスト4に示します。

[リスト4]Web App Manifestの例(p002-manifest/src/manifest.json)
{
  "name": "Angular PWA Sample",
  "short_name": "AngularPWA",
  "theme_color": "#1976d2",
  "background_color": "#abd1f5",
  "display": "standalone",
  "scope": "/",
  "start_url": "/",
  "icons": [
    {
      "src": "assets/icons/icon-72x72.png",
      "sizes": "72x72",
      "type": "image/png"
    },
(略:ほかのサイズのアイコン定義)
  ]
}

 Web App Manifestの主な設定項目を表1に示します。iconsには複数サイズのアプリアイコンが設定でき、実行する環境によって適切なアイコンが選択されます。

表1 Web App Manifestの主な設定項目
No. 設定項目  役割    
1 name アプリ名
2 short_name 短いアプリ名
3 theme_color  テーマ色
4 background_color 背景色
5 display  ブラウザーのUIを表示する場合はbrowser、
しない場合はstandalone
6 scope Webアプリのパス
7 start_url  最初に表示するページのURL
8 icons アプリアイコン(複数サイズを設定可能)

Webページをアプリとしてインストール

 PCのChromeブラウザーで、Web App Manifestの効果を確認できます。執筆時点のChromeはPWAの機能が無効になっているので、URLバーに「chrome://flags/#enable-desktop-pwas」と入力して設定画面を表示し、PWA機能を有効にします。

図4:ChromeブラウザーでPWA機能を有効にする
図4:ChromeブラウザーでPWA機能を有効にする

 Chromeを再起動後、Web App Manifestを含むWebページを表示すると、ブラウザーのメニューでWebページをインストールできるようになります。

図5:ChromeでWebページをインストールするメニュー
図5:ChromeでWebページをインストールするメニュー

 メニューを選択すると、Webページがアプリとしてインストールされ、図6のように実行されます。

図6:アプリとして実行されたWebページ(p002-manifest)
図6:アプリとして実行されたWebページ(p002-manifest)

 インストールされたWebページは、デスクトップにアプリアイコンが表示され、ほかのアプリのようにダブルクリックで起動できます。

図7:デスクトップに配置されたWebページのアプリアイコン(p002-manifest)
図7:デスクトップに配置されたWebページのアプリアイコン(p002-manifest)

[注]AndroidへのWebページのインストール

 AndroidのChromeブラウザーは、追加設定なしでPWA機能が利用できます。ビルドされたWebページのファイルをSSL対応のWebサーバーにアップロードして、AndroidのChromeブラウザーでアクセスすると、画面下部にインストールボタンが表示されます(図8の赤枠)。

図8:AndroidのChromeブラウザーでWebページをインストール(p002-manifest)
図8:AndroidのChromeブラウザーでWebページをインストール(p002-manifest)

 インストールされたWebページは、Web App Manifestで設定されたアイコンやアプリ名で、ネイティブアプリと同じように表示されます。

図9:アプリとしてインストールされたWebページのアイコン(p002-manifest)
図9:アプリとしてインストールされたWebページのアイコン(p002-manifest)

 AndroidにインストールされたWebページには、表1のbackground_colorを背景色とした起動中画面が自動的に設定されます。また、画面上部ステータスバーの色は表1のtheme_colorが設定されます。

図10:起動中画面(写真=左)と起動後画面(写真=右)(p002-manifest)
図10:起動中画面(写真=左)と起動後画面(写真=右)(p002-manifest)

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WINGSプロジェクト  吉川 英一(ヨシカワ エイイチ)

WINGSプロジェクトについて>有限会社 WINGSプロジェクトが運営する、テクニカル執筆コミュニティ(代表 山田祥寛)。主にWeb開発分野の書籍/記事執筆、翻訳、講演等を幅広く手がける。 2026年時点での登録メンバは約50名で、現在も執筆メンバを募集中。興味のある方は、どしどし応募頂きたい。著書記事多数。 RSS X: @WingsPro_info(公式)、@WingsPro_info/wings(メンバーリスト) Facebook

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

山田 祥寛(ヤマダ ヨシヒロ)

静岡県榛原町生まれ。一橋大学経済学部卒業後、NECにてシステム企画業務に携わるが、2003年4月に念願かなってフリーライターに転身。Microsoft MVP for Visual Studio and Development Technologies。執筆コミュニティ「WINGSプロジェクト」代表。主な著書に「独習シリーズ(Java・C#・Python・PHP・Ruby・JSP&サーブレットなど)」「速習シリーズ(ASP.NET Core・Vue.js・React・TypeScript・ECMAScript、Laravelなど)」「改訂3版JavaScript本格入門」「これからはじめるLaravel実践入門」「はじめてのAndroidアプリ開発 Kotlin編 」他、著書多数

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

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