米Clouderaは、統合型データプラットフォーム「Cloudera Data Platform」(CDP)の提供を、9月24日(現地時間)に開始した。
「Cloudera Data Platform」は、容易に導入・管理・活用できる統合型データプラットフォームで、ハイブリッドおよびマルチクラウド環境を対象に、セルフサービス型の強力な分析機能を提供するとともに、きめ細やかなセキュリティやガバナンスポリシーを実現する。
オンプレミス、ハイブリッドクラウド、プライベートクラウド、複数のパブリッククラウド環境における、データの管理、分析、検証に対応しており、データフローおよびストリーミング、データエンジニアリング、データウェアハウス、オペレーショナルデータベース、機械学習の、5つの新たなセルフサービス体験によって、一般的に使われているアプリケーションの導入に必要な時間と労力の削減を可能にしている。
共有データ体験(SDX)技術によって、あらゆるクラウド環境のさまざまなエンタープライズデータのセキュリティ、プライバシー、コンプライアンスを簡素化し、セキュアなデータレイクを数時間で作成できるほか、「set it and forget it(設定すれば後はお任せ)」なので、面倒なスクリプト作成の必要がない。
100%オープンソース、オープンコンピュート、オープンストレージ、オープンな統合によって迅速なイノベーションを実現しつつ、企業をベンダーロックインから解放する。
なお、Clouderaは「Cloudera Data Platform」の新サービスとして、データウェアハウスの迅速かつ容易な導入を支援する「Cloudera Data Warehouse」、コラボレーティブな機械学習ワークスペースの迅速かつ容易な導入を支援する「Cloudera Machine Learning」、多様なユースケースをサポートするカスタム・ビジネスアプリケーションの迅速かつ容易な構築を支援するデータ管理&分析サービス「Cloudera Data Hub」を発表している。
「Cloudera Data Warehouse」「Cloudera Machine Learning」「Cloudera Data Hub」の価格は、インスタンスの種類、CPU、GPU、メモリの各種オプションに基づいて時間単位で設定されている。また、オンプレミスの「Cloudera Data Platform」ソフトウェアオプションである「CDP Data Center」は、現在一部の企業向けに技術プレビュー版として提供されており、一般提供は年内を予定する。
年間サブスクリプション価格は、1ノードあたり1万ドルから。
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CodeZine編集部(コードジンヘンシュウブ)
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