エクセルソフトは、米Spotinstが提供しているクラウドサービス「Spotinst」の日本国内での販売を、10月29日に開始した。
「Spotinst」は、「Elastigroup」と「Ocean」の2種類を用意しており、「Elastigroup」はAmazon Web Services、Microsoft Azure、Google Cloud Platformが低価格で提供するスポットインスタンス(クラウド上にある使用されていない余剰なキャパシティ)をダウンタイムなしで安定して活用することで、クラウドのコストを最大80%削減できる。
スポットインスタンスの動作、キャパシティの傾向、価格設定、中断レートを予測し、中断のリスクがある場合は事前に最大15分のキャパシティを残すように動作する。スポットインスタンスが利用可能でない場合でも、インスタンスを自動的にシームレスにリザーブドまたはオンデマンドインスタンスへ移行し、スポットインスタンスが利用できるようになると戻すため、スポットインスタンスを活用してクラウドのコストを削減しつつ、ダウンタイムのリスクを排除し、アプリケーションの高可用性の維持を可能にしている。
「Ocean」は、VMインフラストラクチャを管理することなく、KubernetesやAmazon ECSといったコンテナをデプロイできる抽象レイヤを仮想マシンに提供する。ポッド(コンテナ)の要件によって自動的にスケーリングおよび管理を行い、ポッドで必要なCPU、メモリ、ポートといったリソースを学習して、要件を満たす最適なノードサイズまたはタイプを決定する。
スポットインスタンスを適切に活用して、最良のスポット、リザーブド、またはオンデマンドの組み合わせを自動的に決定し、エンタープライズレベルのSLAでインフラストラクチャのコストを最大80%削減可能となっており、インフラストラクチャについて心配することなく、容易にアプリケーションの作成、実行、デプロイができる。
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CodeZine編集部(コードジンヘンシュウブ)
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