Oracle Developer Days とは?
12月15日から4日間にわたり開催される日本オラクル今年度最大のオンラインインベント Oracle Cloud Days。その3日目と4日目に、“デベロッパーのデベロッパーによるデベロッパーのためのイベント”をコンセプトとして、『未来を創造する最新テクノロジーを今、あなたの手に。』 をテーマに開催されるのが、Oracle Developer Daysです。デベロッパーはもちろん、ITに携わるすべてのエンジニアの皆様を対象に、最新技術情報などをお届けします。
今回はオンライン開催なので、全国どこからでも参加OK! 入退室も自由。
気になるセッションがあれば是非、お気軽にご参加ください。
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- 2020年12月17日 Oracle Developer Days - 最新データベーステクノロジー
- 2020年12月18日 Oracle Developer Days - 最新クラウドテクノロジー
Oracle Developer Daysの見どころ
Oracle Developer Days初日となる、12月17日には「最新データベーステクノロジー」をテーマにOracle DatabaseとOracle APEXそして東京リージョンでも利用可能になったMySQL Database Service(MDS)についてお届けします。
基調講演ではLINE株式会社のITSC Database室でMySQLのオペレーションと自動化のシステム開発を担当されている大塚知亮氏より、「LINEにおけるMySQL運用の現状とバージョンアップを支える仕組み」をテーマにご登壇いただきます。
MySQLの運用を効率化して堅牢性を高める手法や、MySQLをご利用中のみなさまにも活用いただける、大塚氏が開発したDevOps向けのツールなどをご紹介いただく予定です。
2日目の12月18日には、「最新クラウドテクノロジー」をテーマにJavaでのマイクロサービスアプリケーション開発に着目したセッションや、Oracle Cloud Infrastructureで使える無料のサービス枠「Always Free枠」で快適なDBアプリ開発環境を構築する方法を、デモも交えつつ解説するセッション、そして最後にオラクルの機械学習/Big Data系クラウドサービスについてお届けします。
基調講演ではこれからクラウド開発を始めるエンジニアのために、「日本IBM、日本マイクロソフト、日本オラクルが本音で語る、”クラウド開発 コトはじめ”」と題して、日本マイクロソフト株式会社から廣瀬一海氏、日本アイ・ビー・エム株式会社から萩野たいじ氏をお迎えし、エンタープライズ企業でクラウド開発を本格的に進める際のポイントについて議論する予定です。
LINEのMySQL運用事例など、DB技術の最先端をお届け!
【基調講演】LINEにおけるMySQL運用の現状とバージョンアップを支える仕組み
LINEは日本国内で8400万人以上、海外を含めると1億6000万人以上がアクティブに利用しているメッセンジャーアプリであり、さらにユーザーの生活あらゆる場面をサポートするサービスプラットフォームとしてビジネスを拡大しています。
この成長を支えるデータベースとして、LINEでは数千のMySQLサーバーを運用しています。
今回登壇する大塚氏は、ネットワークパケットからMySQLのクエリを抽出・再構築して、問題が発生した事象の再現やハードウェアスペックの変更による性能への影響を事前に本番同等の状況でテストすることなどを想定したツール「MySQL Query Replayer」をGitHubで公開しています。また複数のMySQLサーバーにデータを分散する設計やコスト最適化のためのサーバーのスケールアップやスケールアウト、さらに負荷の下がったサーバーのスケールダウンなどにも取り組んでいます。
MySQLをWebサイトやモバイルアプリケーションのバックエンドで利用されているユーザーの環境は、数台規模から数百台を超える大規模なものまでさまざまです。
今回の基調講演は運用の自動化やオープンソース製品を組み合わせた監視手法など、規模の大小にかかわらず運用の効率化につながるヒントが多数ちりばめられている内容となっています。日本でも有数の規模となるデータベースサーバー群を限られた人的リソースで効率的に運用し、社会インフラともいえるLINEの安定稼働と成長を支える大塚氏の講演から、ぜひMySQL利用のノウハウをつかみ取っていたければと思います。
データの価値を引き出すアプリ開発を実現するOracle Databaseの最新テクノロジー
デジタルを活用した「新しい革新的なビジネスモデルの構築」や「自動化・業務効率化による競争力の向上」など、企業のデジタル・トランスフォーメーション(DX)実現には、企業内に蓄積されている構造化データに限らず、これまでデータ分析に用いられてこなかった企業内外の非構造化データを含めて、価値を引き出す必要があります。
そのために、機械学習、リアルタイム分析、IoT、グラフ分析、空間分析などが注目されていますが、開発者が理解して実装するためには多くの新しい技術の習得が必要となりますし、アプリケーション開発が複雑化し、多くの専門チームが必要になる傾向があります。
データの価値を効果的に引き出すアプリケーション開発が強く求められるこの時代に、Oracle Databaseはどのように活用できるのか。データベースが多様化、複雑化していく中で、より速く、よりシンプルな開発を実現するための「Converged Database」を構成する技術をピックアップしてお届けします。
アイデアからアプリケーションへ、光の速度で実現する環境
グローバル・パンデミックによる環境の激変は、コンピューター・アプリケーションへの要件にも大きな影響を与えています。今まで考えることもなかったアプリケーションが、数日中、来週までに、といった単位で必要とされているのです。このような状況下で、アプリケーションを短期間で開発できるソリューションである、ローコード開発ツールに注目が集まっています。
「Oracle APEX」はオラクルから提供されているローコード開発プラットフォーム。20年以上の開発期間を経て多くの拡張が行われ、豊富な機能を提供しています。すべてのOracle Databaseで追加コストなしで使用可能なため、世界中で多くのOracle Databaseユーザーに使用されています。
本セッションでは、Oracle APEXの製品紹介、デモンストレーション、Oracle APEXの最近の事例を紹介いたします。
Oracle Cloud InfrastructureでMySQL Database Serviceが登場!
Oracle CloudでもMySQLのマネージメントサービスが提供されました!
広く皆様にご利用頂いているオンプレミスでのMySQLとの完全互換を前提に、簡単・安全・最新の環境をクラウド上でもお届けします。
提供するMySQLは商用版である「MySQL Enterprise Edition」。コミュニティ版では組み込まれていないセキュリティモジュールやスレッドプールも順次提供予定です。そして有償版の大きなメリットであるサポートサービスも提供します。その他にも、全く新しい大量データ向けサービスもご紹介します。
今まで件数が多いことで諦めていた、もしくはわざわざ分析専用のサービスを契約してデータを転送していた煩雑さから解放します。
もう既に稼働しているシステムも、これからビックデータの活用を目指すサービスもOracle MySQL Database Serviceが解決します!
本セッションにぜひ参加いただきOracleだから提供出来るMySQLデータベースサービスをご確認ください!
第一人者たちが語る事例など、クラウド技術の最新情報が盛りだくさん!
【基調講演】日本IBM、日本マイクロソフト、日本オラクルが本音で語る、”クラウド開発 コトはじめ”
エンタープライズでのクラウド活用が加速し、クラウドファーストでのシステム開発も当たり前になりつつあります。しかしその一方、クラウドでの開発を始めてみたが、このままでいいのか不安に思っている方も多いのではないのでしょうか。
そのような、これからクラウド開発を始めようとするエンジニアの方に何かご支援できないかと考え、今回、日本IBM、日本マイクロソフト、日本オラクルのクラウド開発での第一人者が、企業の垣根を超えて、エンタープライズ企業でクラウド開発を本格的に進めるにあたってのポイントについて議論したいと思います。
エンタープライズでクラウド開発を始めているがこのままでいいのだろうかと悩んでいる、あるいはこれから本格的にクラウドでの開発を始めようとしているエンジニアのために、各社のエキスパートたちから、”クラウド開発 コトはじめ”として、実際の事例での苦労話やここでしか聞けないぶっちゃけの話などを交えつつ、エンジニアの皆様に何かヒントをお伝えできればと思います。
GraalVM + Helidon + OKEで構築するマイクロサービスアプリケーション
みなさん、マイクロサービス化進んでいますか? 最近、DXやCloud Nativeといったトレンドの流れでマイクロサービスを検討する機会が多くなってきたかと思います。
このセッションでは、以下のプロダクトのご紹介、そしてデモを含めて、マイクロサービスにどのような技術スタックを採用していくかというお話をしてみます。
- GraalVM:多言語ランタイム環境
- Helidon:軽量なJavaアプリケーションを開発するためのフレームワーク
- Oracle Container Engine for Kubernetes(OKE):Oracleが提供するマネージドKubernetesサービス
デモでは、フロントエンドにNode.js(Vue.js)、バックエンドにHelidonを利用して実装した簡単なアプリケーションをOKE上で動作させてみようと思います。また、各アプリケーションにはランタイム環境としてGraalVMを利用します。もしかしたらNative Imageのご紹介もできるかもしれません......!!
このセッションを聴き終える頃には、マイクロサービスをどのように実装していくかが明確になっているはず......!?
Always Free枠で構築する快適DBアプリ開発環境
Oracle Cloud Infrastructureには、Always Freeという誰でもずっと無料で利用できるサービス枠があります。無料と聞くと「どうせ大したサービス使えないんでしょう?」と思われるかもしれませんが、Oracle Cloudの場合は、仮想マシンインスタンスが2つ、ロードバランサー、おまけに最新の自律型の技術を取り入れたデータベースである「Oracle Autonomous Database」が2つも作れてしまうのです。
というわけで、このセッションでは、このAlways Free枠を目一杯活用して、データベースアプリケーションの開発環境を作る方法について、デモを中心にお届けしようと思います。ぜひこの機会に、誰でも使えるOracle Cloud Infrastructureを手にとって、試してみてください!!
総まとめ! オラクルの機械学習/Big Data系クラウドサービス
オラクルが提供する機械学習およびBig Data関連のサービスにおいて、「どのようなことができて、ユーザーは何がうれしいのか?」「各サービス連携により、どのようなシステムが作れるのか?」という点にフォーカスし、エッセンスだけを纏めてクイックにご紹介します。
技術詳細はとりあえず別途で、まずはサービスの概観とデザインパターンについて手っ取り早く理解したい方向けのセッションです。
具体的なサービスとしては下記を中心にご紹介します。
- OCI Data Science Service : 機械学習のためのオールイン・ワン環境
- OCI Data Flow Service : Apache Sparkアプリケーション向けのサーバレスサービス
- OCI Data Catalog Service : クラウドベースのメタデータ管理サービス
- OCI Big Data Service : Cloudera(Hadoopディストリビューション)のフルマネージド・サービス
Oracle Developer Days の詳細情報
- 2020年12月17日 Oracle Developer Days - 最新データベーステクノロジー
- 2020年12月18日 Oracle Developer Days - 最新クラウドテクノロジー
Oracle Cloud Days 開催情報はこちら
- 開催日時:2020年12月15日-12月18日(4日間)13:00 ~
- 参加費用:無料(事前登録制)*開催日ごとに登録が必要です