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インフラ管理を自動化する「GKE Autopilot」が提供開始、ノード管理操作を省略可能に

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 米Googleは、Google Kubernetes Engine(GKE)の新機能として、「GKE Autopilot」の提供を2月25日(現地時間)に開始した。

 GKE Autopilotは、最適化された本番用クラスタを備えており、強力なセキュリティ体制と運用に適した構成によって、クラスタ構成を学ぶ必要性を減らすとともに、クラスタインフラストラクチャを管理することでリソース使用率を向上しつつ、Day-2オペレーションおよび保守におけるコスト削減にも役立つ。

 GKE Autopilotのリリースにともない、GKEはオートパイロットモードと標準モードの、2種類の操作モードを選べるようになった。オートパイロットモードでは、業界のベストプラクティスが自動で適用され、すべてのノード管理操作を省略し、クラスタ効率を最大化して、より強力なセキュリティ体制を提供する。一方、標準モードでは従来GKEが提供してきた、手動によるKubernetesクラスタ構成のカスタマイズや、クラスタのノードインフラストラクチャの手動でのプロビジョニングおよび管理などが可能になっている。

 GKE Autopilotを使用すると、GKEはGoogle SREとエンジニアリングの経験から学んだベストプラクティスに基づいてクラスタを作成する。これらの最適化された構成は、本番環境でただちに利用でき、GKEの学習曲線の短縮に役立つ。さらに、ワークロード仕様に基づいてクラスタインフラストラクチャを自動的にプロビジョニングし、ノードインフラストラクチャの管理と保守が可能になる。

 ほかにも、シールドされたGKEノードやワークロードIDといったGCP独自のセキュリティ機能を利用して、GKE強化ガイドラインとセキュリティのベストプラクティスを実装したり、外部IPサービスやレガシー認証といった安全性が低いとみなされる特定の機能をブロックして、CAP_NET_RAWを無効にし、特定の暗号スイートの使用を制限したり、個々のKubernetesノードをロックダウンすることで、クラスタの攻撃対象領域を減らし、セキュリティ構成の誤りを最小限に抑えたりすることができる。

 なお、GKE Autopilotの利用料金は使用したポッドに対してのみ発生し、vCPU、メモリ、ディスクリソースのリクエストに対して、1秒あたりの料金が請求される。

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