New Relicは、クラウドベースのオブザーバビリティプラットフォーム「New Relic One」ユーザーに、自動で異常を検出できる機能「Anomaly Detection」、およびインシデント対応能力を強化する新機能「Anomaly Detection」を4月8日より無償で提供する。New Relicの無料アカウントユーザーも含めたすべてのユーザーが対象。
New Relic Oneは、クラウドベースのソフトウェア観測プラットフォーム。New Relic Oneには、組織がオブザーバビリティを実現するための機能として、アプリケーションやインフラストラクチャのデータの収集や可視化ができる「Telemetry Data Platform」、APM、インフラストラクチャ、ログ、デジタルカスタマーエクスペリエンスにまたがるソフトウェアスタック全体の分析やトラブルシューティングが行える「Full Stack Observability」、インシデントを迅速に検出し解決することのできる「Applied Intelligence」が備わっている。
Applied Intelligenceには、システムの異常挙動を自動で検出する「Proactive Detection」と、アラートを自動的に関連づけてアラートノイズを削減する「Incident Intelligence」の2つの機能が提供されているが、このうち、「Proactive Detection」が無料アカウントを含めた全てのユーザーに提供されることとなった。
また、Applied Intelligenceには、今回新たに「Anomaly Detection」機能が追加された。Anomaly Detectionでは、アラートノイズの削減のための相関分析や、インシデント発生時の根本原因の推定、ログデータのパターン化の分析による異常パターンの迅速な発見、主要なインシデント管理ツールとの新たなインテグレーションなどが実現できる。
この記事は参考になりましたか?
- この記事の著者
-
CodeZine編集部(コードジンヘンシュウブ)
CodeZineは、株式会社翔泳社が運営するソフトウェア開発者向けのWebメディアです。「デベロッパーの成長と課題解決に貢献するメディア」をコンセプトに、現場で役立つ最新情報を日々お届けします。
※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です