米Facebook AI Researchは、継続的にアクセスできる長期記憶の構築、インターネット上のタイムリーな情報の検索、ほぼすべてのトピックに関する洗練された会話を同時に行うことが可能なオープンソースのチャットボット「BlenderBot 2.0」を構築したことを、7月16日(現地時間)に発表した。
「BlenderBot 2.0」は、複数のセッションにわたって、より長く、知識が豊富で、事実に基づいて一貫した会話を実現しており、会話中に収集された関連情報を取得して長期記憶に保存するので、知識を数日、数週間、数か月続く可能性のある進行中の会話で活用できる。なお、知識は話す相手ごとに個別に保存されるので、ある会話で学習した新しい情報が別の会話で使用されることはない。
会話中は、コンテキストインターネット検索クエリを生成し、結果を読み取り、人々の質問やコメントに応答するときにその情報を組み込むことが可能なため、絶えず変化する世界でモデルが最新の状態に保たれる。
完全なモデル、コード、評価のセットアップに加えて、モデルのトレーニングに使用される2つの新しい会話データセット(インターネット検索によって強化された人間の会話と、以前のセッションを参照する人々とのマルチセッションチャット)が提供されている。
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CodeZine編集部(コードジンヘンシュウブ)
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