米Microsoftは、コードエディタVisual Studio Code用のPython拡張機能2021年7月版を、7月20日(現地時間)にリリースした。
Python拡張機能2021年7月版では、Pythonプロジェクトのルートをより迅速に構成するためのクイックフィックスが追加され、従来のようなPython.analysis.extraPathsを設定して検索パスをPylanceに指示する必要がなくなっている。
また、以前に選択したPythonインタプリタを変更しても、settings.jsonが変更されないように修正されており、選択したインタープリタへのパスはPython:Select Interpreterコマンドの、currentフィールドから確かめられる。なお、settings.jsonでデフォルトのPythonインタプリタを指定したい場合は、python.defaultInterpreterPathを使用する。
さらに、デバッガには複数の可能なオプションがある場合に、どのターゲットにステップインするかを選択する機能と、特定の関数の動作のみを検査する場合に、ブレークポイントウィンドウで関数名を指定して、その関数に到達するとデバッガが実行を停止する関数ブレークポイント機能が追加された。
ほかにも、テストエクスプローラがノード上のファイル/フォルダ名のみを表示するようになるとともに、Poetryサポートにおけるバグの修正、Jediにおけるモジュール名変更のサポート追加など、さまざまな機能追加・改善が行われている。
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CodeZine編集部(コードジンヘンシュウブ)
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