V8 JavaScriptエンジンおよびRustに基づくJavaScript/TypeScriptランタイム環境であるDenoの開発チームは、マルチテナントJavaScriptエンジンDeno Deployの最新ベータ版となる「Deno Deploy Beta 2」を9月1日(現地時間)にリリースした。
「Deno Deploy Beta 2」では、Deno.readFile APIを追加しており、デプロイにリンクされたGitHubリポジトリに保存されている静的ファイルの読み込みが可能なので、APIエンドポイントとエッジプロキシの作成を大幅に簡素化している。
また、CLI互換の呼び出しDeno.listenとDeno.serveHttpを使ってリクエストを処理する機能が追加され、OaKのようなWebフレームワークがDeno Deployを透過的にサポートできるようになった。
さらに、ストリーミングログに未処理の例外の前に100行のログで構成される永続的な「クラッシュレポート」が追加されている。
そのほか、DeployダッシュボードWebサイトのデザインが再設計され、ナビゲーションとアクセシビリティが向上した。
Deno Deployは、2021年第4四半期にGAリリースに到達する見込みであり、次回リリースではキャッシュ機能、CLIの相互運用性、開始フローの改善などを予定している。
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CodeZine編集部(コードジンヘンシュウブ)
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