ビジネスや学術的研究といった大きな目的のために使われるイメージのあるデータサイエンスを、日常の疑問やちょっとした気になることに使ってみる。
そうしたら何か面白いことがわかるのではないか、と実践してみた書籍が『データサイエンスの無駄遣い 日常の些細な出来事を真面目に分析する』です。
本書はデータサイエンティストの篠田裕之さんによる連載『データサイエンスな日常』(ITmedia NEWS)をもとに書籍化。「日常の些細な出来事」をデータサイエンスを用いて分析する手法や考え方を紹介しています。
たとえば「Chapter1 LINEの既読スルーにランダムフォレストで立ち向かう」では、自分のLINEでのやり取りデータを機械学習で分析し、既読スルーされやすい時間帯や返信される可能性の高い話題などを導き出します。
日常生活でちょっと役に立つデータサイエンスの使い方を知ることで、より高度なテーマにも応用できるようになるかもしれません。
目次
Chapter1 LINEの既読スルーにランダムフォレストで立ち向かう
Chapter2 多面的な自分と向き合うためのチャットボット
Chapter3 強制的に感情移入できる電子デバイスを駆使して漫画を作る
Chapter4 プロジェクションマッピングで在宅ワークの孤独に対抗して“バーチャル職場”を作り出す
Chapter5 「休日に会社の同僚と遭遇しないための動き方」を物理シミュレーションとゲーマーの英知で解き明かす
Chapter6 飲み会で孤立しないためのセル・オートマトン
Chapter7 飲み会の帰り道での孤立に、ARシミュレーションで立ち向かう
Chapter8 「満員電車で快適に過ごすための動き方」を物理シミュレーションで解き明かす
Chapter9 すべての孤独に悟りとデータサイエンスで立ち向かう