米GoogleのAndroid開発チームは、「Android 12」をAndroid Open Source Project(AOSP)にて、10月4日(現地時間)に正式リリースした。
「Android 12」では、新たなデザイン言語である「Material You」が導入され、よりパーソナライズされた美しいアプリの構築に役立つ。また、アプリウィジェットがより便利で美しく、かつ見やすく更新され、通知デザインもより現代的で便利なものに更新された。
さらに、すべてのスクロールコンテナにストレッチオーバースクロール効果が追加され、システムとアプリにおける自然なスクロール停止を可能にしたほか、すべてのアプリにスプラッシュ画面も導入されている。
パフォーマンス面では、コアシステムサービスで使用されるCPU時間を22%削減し、ビッグコアの使用を15%削減した。また、アプリの起動時間を改善し、アプリの読み込みを高速化するためにI/Oを最適化するとともに、データベースクエリではCursorWindowを最大49倍に改善し、大きなウィンドウに対応している。また、MLアクセラレータを最大限に活用し、ニューラルネットワークAPIを通じて常に可能な限り最高のパフォーマンスを実現する。
ほかにも、プライバシーダッシュボードによるアプリがマイク、カメラ、位置データにアクセスした際の視認性向上や、より細かな位置データの制御、ステータスバーのインジケータにおけるアプリによるカメラやマイク使用の通知、アプリによるマイクとカメラへのアクセスの即時無効化、近くのデバイスのアクセス許可、リッチコンテンツの挿入、丸みを帯びたコーナー画面のサポート、AVIF画像のサポートなど、数多くの機能追加・改善が行われた。
- 関連リンク
この記事は参考になりましたか?
- この記事の著者
-
CodeZine編集部(コードジンヘンシュウブ)
CodeZineは、株式会社翔泳社が運営するソフトウェア開発者向けのWebメディアです。「デベロッパーの成長と課題解決に貢献するメディア」をコンセプトに、現場で役立つ最新情報を日々お届けします。
※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です