米Amazon Web Servicesは、コンテナ/サーバレスアプリケーションのデプロイを自動化するフルマネージドのデリバリサービス「AWS Proton」における、Terraformを使用したインフラストラクチャの定義およびプロビジョニングと、GitリポジトリからAWS Protonテンプレートを直接管理する機能のサポートを、11月24日(現地時間)に発表した。
GitリポジトリからのAWS Protonテンプレートの直接管理では、Gitリポジトリからテンプレートをプッシュ、更新、公開できるようになっており、新たなサービスまたは環境テンプレートを作成する際に、テンプレートを含むリモートGitリポジトリの指定が可能になっている。AWS Protonでは、これらのテンプレートを自動的に同期し、使用できるようになっており、Gitリポジトリに変更があった場合は、AWS Protonが更新を行う。
このようなテンプレートの同期によって、テンプレートのアップロード、更新、登録プロセスが簡素化され、エラーの発生を抑えるとともに、テンプレートへの変更の追跡が可能になる。また、テンプレートをGitリポジトリに配置することで、開発者はすべてのテンプレートを見られるようになり、改善したい場合は変更を加えたプルリクエストを作成するだけで済む。さらに、バグトラッカや機能リクエストなどのツールを利用して、テンプレートを管理することもできる。
Terraformのサポートでは、AWS Protonはプロビジョニング可能なTerraformモジュールをレンダリングして、インフラストラクチャリポジトリにプルリクエストを送信することで、変更を計画、適用できるようになる。
なお、AWS ProtonにおけるTerraformのサポートは、パブリックプレビューモードで利用可能となっている。
また、テンプレートの同期をはじめとするAWS Protonの新機能は、米国東部(オハイオ、バージニア北部)、米国西部(オレゴン)、アジアパシフィック(東京)、ヨーロッパ(アイルランド)リージョンで利用できる。
この記事は参考になりましたか?
- この記事の著者
-
CodeZine編集部(コードジンヘンシュウブ)
CodeZineは、株式会社翔泳社が運営するソフトウェア開発者向けのWebメディアです。「デベロッパーの成長と課題解決に貢献するメディア」をコンセプトに、現場で役立つ最新情報を日々お届けします。
※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です