米Microsoftは、.NET 6におけるネットワーキングの変更と改善について、公式ブログの12月13日(現地時間)付の投稿にて紹介している。
.NET 6では、HTTP/3とQUICのセットアップが大幅に簡素化されたほか、固定の再試行回数制限に基づくようにHTTP要求の再試行ロジックが変更され、要求が接続の最初の要求であるかどうかに関係なく機能するようになった。
なお、この変更によって、従来は寛大な再試行ポリシーによって隠されていた失敗がユーザーに表示されるようになってしまうが、クライアントのアイドルタイムアウトをサーバのアイドルタイムアウトの50~75%に設定することで回避できる。
ほかにも.NET 6では、SOCKS4、SOCKS4a、およびSOCKS5プロキシのサポートや、HTTP/2のWinHttp機能を公開または有効化する機能が追加されるとともに、ポートの枯渇に対処すべくすべての発信非同期Socket接続でSO_REUSE_UNICASTPORTを有効にして、特定の条件下において接続間でポートの再利用を可能にするなど、数多くの改善が行われているという。
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CodeZine編集部(コードジンヘンシュウブ)
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