オープンソースのプログラミング言語であるRustの開発チームは、Rust用の言語サーバプロトコル(LSP)の新たな実装であるrust-analyzerプロジェクトが、Rustの一員として加わったことを、2月21日(現地時間)に発表した。
今回の、rust-analyzerプロジェクトの加入は、rust-analyzerのユーザーやrust-analyzerへのコントリビュータにとって変化をもたらすものではないが、将来的にrust-analyzerがRustにおいて正式に推奨される言語サーバになる。
rust-analyzerは、Rustにとって非常に優れた言語サーバであるだけでなく、Visual Studio Codeの統計によればプログラミング言語全体でもっとも評価の高いLSP実装の1つであるという。
なお、Visual Studio Codeではrust-analyzer用の拡張機能をマーケットプレイスからインストールできる。また、NeovimやVim、Emacsなどのエディタでもrust-analyzerの利用が可能になっている。
一方、CLion、IDEA、PyCharmといったIntelliJプラットフォームのIDEには、JetBrainsによるIntelliJ Rustプラグインが用意されており、rust-analyzerを使用する必要はない。
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CodeZine編集部(コードジンヘンシュウブ)
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