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ModisがIT技術トレンドに関する調査結果を発表、「ストレージ仮想化」へのニーズが増加

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 Modisは、企業のエンジニア採用担当者900名を対象に実施した「今後、現場においてニーズが高まると予想されるIT技術やサービス」についてのアンケート調査結果を7月15日に発表した。

 本調査は、5月28⽇〜5月30日までインターネット上で、エンジニア採用担当者(正社員900名)に向けて行われた。 本調査は、5月28⽇〜5月30日までインターネット上で、エンジニア採用担当者(正社員900名)に向けて行われた。

 「OS・サーバ・ストレージ・データベース」の分野で今後ニーズが高まるのはどれかという質問に対して、1位が「Windows11」、2位が「ストレージ仮想化」、3位が「AWS」だった。昨年10月に「Windows11」がリリースされ、今後のシェア拡大が予想されることから、今回の調査では1位になった。昨年の調査では14位だった「ストレージ仮想化」が、今年は2位と大幅に順位を上昇させた。

 現在、社内で蓄積されるデータ量の活用が必須となっていることに加え、大手ソフトウェア企業によるシステム製品のサポート終了の発表などもあり、企業はレガシーシステムからの脱却が求められている。また、ストレージの仮想化により、利用効率の向上や運用負荷の軽減が期待される。

 「ネットワーク・セキュリティ・運用」の分野で、今後ニーズが高まるのはどれかという質問に対しては、「クラウドセキュリティ」(1位)と回答した人が最も多かった。続いて「VPN」(2位)、「電子証明」(3位)が多かった。これは昨年の調査の上位3つと同様の項目となる。2021年9月に総務省より「クラウドサービス提供における情報セキュリティ対策ガイドライン(第3版)」が発表されており、クラウドセキュリティに関する知見は、今後ますますエンジニアに求められるようになる。

 「手法/開発/DS/言語」の分野で、今後ニーズが高まるのはどれかという問いに対しては、「人工知能(AI)」(1位)が最多で、次いで「データサイエンス」(2位)、「JavaScript」(3位)という結果になった。労働生産人口の減少による人財不足への課題感が大きく、人工知能への期待が高まっていると考えられる。製造業、カスタマーサポート、デジタルマーケティングなど、あらゆる分野や業種で人工知能やデータ活用のニーズが拡大しており、今後はそうした知見を備えたエンジニアへのニーズがより高まることがわかった。

 「ツール/SaaS環境」の分野で、今後ニーズが高まるのは、「Office365」(1位)、「サイボウズOffice10 Garoon/kintone」(2位)、「Google Workspace」(3位)だった。SaaS環境のようなクラウドサービスへのニーズは今後も高まると言える。特に上位3つのサービスは、多機能なクラウドサービスという特徴があり、会社のシステム基盤としてのクラウド利用が高まっていると考えられる。

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