医療用語には慣れが必要だが、これまでの開発経験は確実に生かせる
室園氏と菅氏は共に、TXP Medicalで本格的に医療系システムの開発に従事している。過去の経験はどう役立っているのか。「前職で電子カルテを開発していたので、基本的な医療関係用語は分かるのでその辺は、医療系システムの経験のない人よりスムーズに仕事ができていると思います。ですが、現場の医師が使う略称などは分からないことも多いです」(室園氏)
「今まで製造業やEC事業などでFileMakerを使った外部連携の仕組みを開発してきました。そのときに培った経験が引き出しとなり、医療系システムでの問題や課題解決に生かされています」(菅氏)
業界外から医療業界にチャレンジする際に直面する課題の一つは医療の専門用語だが、TXP Medicalなら、社員に医療従事者がいるため、わからないことがあれば、聞ける環境にある。
「TXP Medicalはリモートワークなのに、周囲とうまくコミュニケーションがとれるのか」と思うかもしれない。それも取り越し苦労だ。「私の工数の50%以上は各メンバーとのコミュニケーションに使っていると言っても過言ではありません」と水島氏。メンバーとのコミュニケーションを重要視し、オンラインミーティングツールやチャットツールで頻繁に会話をしながら、各エンジニアが何に困っているのか理解するように努めている。ベンチャーでありながら、離職率が非常に低いのもTXP Medicalの特長と言えるだろう。
やりがい、面白さについては、「作ったモノがバグなくスムーズに動き、ユーザーから『使いやすくなった』『便利になった』などの言葉をいただけたとき」(室園氏)、「自分が作ったモノが社会の中で使われていることが見られること」(菅氏)と話す。
TXP Medicalではこれからも現場の痛みや課題に根ざした、現場感のあるプロダクトを次々に出していきたいという。「企業の規模が大きくなると、クイックな開発ができなくなるところも多い。だが当社はたとえ組織が大きくなったとしても、スピード感を持って、現場の要望に応えていく。それが当社の価値だと考えている」(園生氏)
特にTXP Medicalが得意とする救急の領域ではなおさらだ。これまでのようにウォーターフォールでじっくり仕様を決めて開発するのでは、激動の時代に合ったシステムの開発は難しい。同社ではユーザーの声を聞き、アジャイル開発でその要望にあったシステムを開発できる体制を引き続き追い求め続けていく。
エンジニア個人の裁量の幅が大きく、ベテランになっても現場での開発ができるところも、TXP Medicalの魅力。「生涯、モノづくりをしたい人にとっては、最高な会社だと思います」(水島氏)
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