オブジェクト指向言語と関数型言語の特徴を併せ持つプログラミング言語「Scala」の開発チームは、最新バージョンとなる「Scala 3.2.0」を9月5日(現地時間)に公開した。
「Scala 3.2.0」ではまず、コンパイラが対象コードのテストカバレッジのデータを出力するようになった。この機能を利用するにはコンパイル時に「-coverage-out」スイッチを指定する。
また、コンパイル時に「-Vprofile」スイッチを指定して実行することで、コンパイル対象のコードの複雑さを示す統計情報を出力するようになった。この情報を確認することで、コード中のどの部分でコンパイルに長い時間がかかっているかが分かるようになるとしている。
加えて、マーカートレイト「Selectable」が使えるようになった。これは、JSONファイル内の個々のデータなど、型情報がないデータを受け入れるものだ。そして、コンパイラがデータ型を精査して、コード補完データを作成するようになった。
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CodeZine編集部(コードジンヘンシュウブ)
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