米Vercelは、Reactをベースに開発されたWebアプリケーションフレームワークであるNext.jsの最新バージョンとなる、「Next.js 12.3」を9月9日(現地時間)にリリースした。
「Next.js 12.3」では、TypeScriptファイルがプロジェクトに追加された際に自動的に検出して、必要な依存関係をインストールしてtsconfig.jsonファイルを追加する機能が追加されたほか、一部の設定ファイルが編集時にホットリロードされるようになり、ファイルの変更時にローカル開発サーバを再起動する必要がなくなっている。
さらに、画像のスタイル設定を簡素化し、ブラウザのネイティブ遅延読み込みを使用してパフォーマンスを向上させる、新たなImageコンポーネントの実験的なプレビューが安定版になるとともに、組み込みの画像最適化API使用時にリモート画像のワイルドカードを指定できるremotePatternsが安定版になった。また、画像最適化の無効化やSWCを使用したコードの短縮も安定版となっている。
そのほか、Layouts RFCでは、レイアウトからルートをオプトアウトして、URLパスに影響を与えることなくルートを整理可能にする機能、Suspenseで構築された読み込みUIを簡単に追加するための新しいファイル規則の導入、ネストされたエラー境界とエラーUIを簡単に追加するための新しいファイル規則の導入、高度なルーティングパターンの実装を可能にする新しい規則の導入など、いくつかの追加機能が公開された。
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CodeZine編集部(コードジンヘンシュウブ)
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