米Amazon Web Services(AWS)は、各種設定データや、サービスなどへのアクセスに必要な認証情報をAWS Lambdaで取得可能にする機能拡張「AWS Parameters and Secrets Lambda Extension」の提供を10月18日(現地時間)に開始した。
AWSでは、各種サービスの設定データは「AWS Systems Manager」機能である「Parameter Store」に保存できる。各種設定データを一括管理することで、データの保存場所が分かりやすくなり、設定の作業が容易になる。そして、データベースの認証情報やAPIキーなどの認証情報は、「AWS Secrets Manager」に保存できる。ユーザーがアプリケーションを使用するとき、専用のAPIを使用することで、認証情報をAWS Secret Managerから取得できる。接続情報などをソースコード上に書き残しておく必要はない。
これまで、AWS LambdaからParameter StoreやAWS Secrets Managerにアクセスして設定データや認証情報を得るには、SDKなどを使用する必要があった。しかし、この方法では、データ取得時に遅延が発生するという欠点があった。今回AWSが提供を始めた機能拡張を使用すると、データ取得時の遅延を抑えることが可能になる。AWS Parameters and Secrets Lambda Extensionは、AWSの全世界のリージョンで、追加料金なしで利用できる。
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CodeZine編集部(コードジンヘンシュウブ)
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