V8 JavaScriptエンジンで動作するJavaScript実行環境であるNode.jsの開発チームは、最新バージョンとなる「Node.js 19」を10月18日(現地時間)にリリースした。
「Node.js 19」では、インポートされたファイルが変更されるとプロセスが再起動される「node --watch」オプションが追加されている。なお、現時点では実験的な実装となる。
さらに、「Node.js 19」以降はkeepAliveがデフォルトでtrueに設定され、HTTP(S)接続が自動的にHTTP 1.1 Keep-Aliveを使用するようになった。デフォルトのkeepAlive期間は5秒となっている。
また、WebCrypto APIが安定版となったほか(一部アルゴリズムを除く)、--experimental-specifier-resolutionフラグが削除され、カスタムローダから実行可能となった。ほかにも、DTrace/SystemTap/ETWのサポートが削除されている。
なお、V8 JavaScriptエンジンは、Chromium 107の一部であるバージョン10.7に更新されており、JavaScript APIの新機能がサポートされた。また、llhttp 8.1.0、npm 8.19.2が付属する。
「Node.js 19」のリリースにあわせて、Node.js 18系列は近日中に長期サポート(LTS)へ移行され、「Node.js 19」が2023年4月までの「Current」リリースとなる。
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CodeZine編集部(コードジンヘンシュウブ)
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