米Amazon Web Servicesは、フルマネージドのグラフデータベースAmazon Neptuneのサーバレス版となるAmazon Neptune Serverlessを、10月26日(現地時間)にリリースした。
Amazon Neptune Serverlessは、クエリとワークロードの変化に応じて自動的にスケーリングし、アプリケーションが必要とする適切な量のデータベースリソースを提供するために、容量を詳細に調整できる。利用料金は、使用した容量に対して発生するため、Amazon Neptune Serverlessを開発、テスト、本番ワークロードに使用することによって、ピーク容量に合わせたプロビジョニングと比較してデータベースのコストを最適化することが可能になる。
なお、現時点でAmazon Neptuneにて利用できるクエリ言語(Apache TinkerPop Gremlin、openCypher、RDF/SPARQL)と、機能(スナップショット、ストリーム、高可用性、データベースのクローン作成など)は、Amazon Neptune Serverlessでも使える。
Amazon Neptune Serverlessは、サービス開始時点で米国東部(オハイオ、バージニア北部)、米国西部(北カリフォルニア、オレゴン)、アジアパシフィック(東京)、欧州(アイルランド、ロンドン)のAWSリージョンにて利用可能となっている。データベース容量はNeptune Capacity Units(NCU)という単位で、必要なリソースを適切に提供するよう調整されており、各NCUは約2GiBのメモリと対応するCPUおよびネットワークの組み合わせで、NCUの使用は1秒ごとに課金される。
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CodeZine編集部(コードジンヘンシュウブ)
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