Linux Foundationは、オープンソースやその他のソフトウェアを安全に使用・開発する方法について無料で学べるオンラインコース「セキュアソフトウェア開発(LFD121-JP)」を、12月5日に発表した。
「セキュアソフトウェア開発(LFD121-JP)」は、これまで英語で提供されてきた「Developing Secure Software(LFD121)」を日本語で受講できるようにしたもので、リスクマネージメントが本当に意味することなどサイバーセキュリティの基本についての説明からスタートし、システム要件の一部としてセキュリティをどのように考慮するか、どのようなセキュリティ要件の可能性があるかを論じる。
さらに、ソフトウェアを安全に設計する方法に焦点を当て、悪い設計を避けてよい設計を取り入れるのに役立つさまざまな安全設計の原則を紹介するほか、ソフトウェアサプライチェーンをいかに保護するかについても考察していく。
ほかにも、実装上の重要な問題やもっとも一般的な種類の攻撃に対抗するための実践的なステップにフォーカスするとともに、静的/動的解析アプローチといったソフトウェアのセキュリティ検証方法とその適用方法(継続的インテグレーションパイプラインなど)についても説明する。また、脅威モデリングの開発方法やさまざまな暗号化機能の適用方法といった、より専門的なトピックについても取り上げる。
同コースは自身のペースで学習することが可能で、習得した知識をテストするためのクイズを含め、14~18時間ほどで完了する。修了後は、必要とされるすべてのコースワークを完了し、教材を習得したことを証明し、履歴書やソーシャルメディアのプロフィールに追加できるデジタルバッジが送付される。
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CodeZine編集部(コードジンヘンシュウブ)
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