米Googleは、Google CloudにおけるフルマネージドのPostgreSQL互換データベースサービス「AlloyDB for PostgreSQL」の一般提供を、12月15日(現地時間)に開始した。
AlloyDB for PostgreSQLは、レガシーな独自データベースからの脱却を目指す組織や、アプリケーションを変更することなく拡張を検討している既存のPostgreSQLユーザーに適している。PostgreSQLとの完全な互換性、スケールアウトコンピューティングとストレージ、統合分析、AI/MLを活用した管理といった、Googleの機能を組み合わせることで、最小限の管理オーバーヘッドによる、パフォーマンス、可用性、スケーラビリティ向上を実現する。
Googleが行ったパフォーマンステストによれば、AlloyDB for PostgreSQLは標準のPostgreSQLと比較して、トランザクション処理で4倍以上、分析クエリで最大100倍高速となっている。また、トランザクション処理では、Amazonが提供する同等のPostgreSQL互換サービスと比較して2倍高速であり、メンテナンスを含む99.99%の可用性SLAに裏打ちされた、高い可用性が期待できる。
データベースのサイズや負荷に関係なく、ほとんどのデータベース障害を60秒以内に自動的に検出して復旧するほか、ストレージの自動プロビジョニング、アダプティブ自動バキュームといった自動パイロットシステムによって、これまで以上に容易なデータベース管理を実現する。
なお、12月31日まではプレビュー価格が継続され、それ以降は通常価格での提供となる。
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CodeZine編集部(コードジンヘンシュウブ)
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