カナダのBuf Technologiesは、Node.jsを使用してConnect、gRPC、gRPC-Web APIを提供するためのパッケージとなる「Connect for Node.js」のベータ版を、2月28日(現地時間)に公開した。
Connect for Node.jsによって、ConnectがフルスタックのTypeScriptとなり、フロントエンドからバックエンドまで実行できるようになる。
Connect for Node.jsは、サーバ側のエンドポイントを実装するためのフレームワークの提供を目的としている。スムーズな開発者エクスペリエンスを実現すべく、独自のTypeScript型定義の包括的なセットを含んでおり、Connect for Node.jsが提供する型とインターフェースは、サーバ側のJavaScriptコードの型安全性のすべての利点を有効にする。さらに、Connect for Node.jsのすべてのAPIは、それに応じて型指定される。
Connect for Node.jsのバックボーンとなるのは、RPCの単一の登録ポイントになるように設計された組み込みルータであるConnectRouterであり、ConnectRouterを受け入れるよう記述された1つの関数を使用して、すべてのエンドポイントのハンドラが実装可能となっている。この関数は、さまざまなライブラリのアダプタとプラグインに渡せるので、任意のWebフレームワークと簡単に統合できる。
さらに、Protobuf-ESランタイムを活用することで、Well Known Type(WKT)サポート、リフレクション、JSON準拠のシリアライゼーション/デシリアライゼーションのサポート、Protobufファイルからコードを生成するためのカスタムプラグインを作成するための堅牢なプラグインフレームワークといった、ライブラリによって提供される全機能の利用が可能となっている。
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CodeZine編集部(コードジンヘンシュウブ)
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